広告写真の撮り方 : 2013 : 4月

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店頭POP用ビデオ・映像撮影編集・写真撮影について

投稿日:2013年4月30日

今回は写真と映像・動画撮影の話です。

スーパーマーケットや百貨店、量販店の売り場で目立つ存在が液晶テレビやipadなどのタブレットを利用した電子POP、デジタルサイネージ(デジタル看板)です。

デジタルサイネージと言う言葉は一般的には、あまり認知されていませんが、ダイナミック・サイネージやインタラクティブ・サイネージなど、呼び方は様々ですが、業務上では、店頭VP(店頭ビデオプロモーション)などと呼んでます。

SDカードなどの安価なメディア、液晶パネルの大型化と低価格化で、電子POPの需要は日々増加し続けているようです。

商品のパッケージを見ただけでは分かり辛い、新商品の調味料や調理器具、食品玩具などの使い方を30秒から1分程で分かり易く、楽しく説明出来るのは、動画・ビデオならではのセールスプロモーションだと言えます。

私達が動画・ムービー撮影・編集を始めた頃はブラウン管のテレビが主流で、まだDVDプレイヤーが発売を始めたばかりの時期でした。

納品もベータマックス・VHSのビデオカセットでminiDVテープを使用出来る頃から機材は小型化、低価格化が始まり、2013年の今では、殆どのカメラがメモリーカードで撮影可能になり、テープメディアは過去の物となりそうです。動画がデータ化した結果、テープのダビング作業はなくなりましたが、DVDディスクのプレスは需要が多く。未だブルーレイディスク(BD)は、なかなか普及がしていません(Full HDの高画質と5.1chの高音質が一般的に求めらていないようです)

今では、インターネット回線の高速化で1ギガバイト程のデータでも、日常的にデータをWEBを使って納品しています。

読み書きが自由なSDカードやUSBメモリーの普及で、店頭用のビデオ再生もテープの頃に比べると格段に利便性が上がっています。

環境の話は、ここまで

実際に店頭用ビデオプロモーションを制作する場合のお話です。

まずは打ち合わせ(ブリーディング・意識合わせ) 何を売りたいのか、見せたいのか、どんな手法で見せるのかの出発点。

そして台本制作、予算・納期で実現可能な最大限のストーリーをお客様とイメージを共有して制作します。

撮影、ここが本番と言うほど、大事な部分です。お客様立会いのもと、台本通りに円滑な撮影を進めます。1分のプロモーションビデオを作る場合、アングルやシーンを変えたカットを多数撮影するので、一日の撮影なる場合が殆どです。

編集、撮影した動画をディレクターが編集します。各カットが3秒から12秒位でテンポよく、つながります。仮のナレーション・音楽などが入ります。タイトルやテロップもこの段階で入ります

試写、 最終仕上げの前にビデオのイメージ・コンセプトを再確認して頂きます。

MA、 音声の録音です。プロのナレーターがナレーションをします。音楽の調整などもして、音の制作も最終段階です。

納品、各メディアで納品、DVDの盤面印刷やジャケット制作なども必要に応じて制作して、動画・ムービー・ビデオプロモーションの完成となります。

店頭で再生されたムービーで商品の売り上げが上がるのを期待しつつ、次の制作へ入ります。

店頭VP、ビデオプロモーションの効果は大きく、最近では、タブレット端末を使ったインタラクティブサイネージが普及し、ポスターやチラシを大きくサポートする媒体・メディアに成長しています。短時間で販売効果を上げる立役者といったところでしょうか。

今日はここまで。

クロマキー合成、DSLRムービー撮影中

楽しい親子のキッチンもムービー・動画なら、写真よりも伝わります。

 

 

フォトグラファーから見たカタログ・通販・ECサイトの商品撮影の効率化と商品写真の売り上げ効果

投稿日:2013年4月24日

スタジオ玄では、通販カタログ撮影・ECサイト・メーカー様の商品パンフレット撮影を通年撮影しています。
夏の商品の撮影は3月~4月中旬まで撮影して、秋冬は6月~7月に撮影、春は11月前後が弊社では多いパターンとなっています。

通常のページ数が300ページ弱の通販カタログ撮影の場合、一冊の中の商品カテゴリー別に撮影を数社の会社で、分担して撮影することが殆どのようです。気になる撮影費用は、1カットごとの料金だったり、ページ単価で計算したり(1ページで何カット撮影しても、同じ額になります) 一冊全てだったり、年間撮影費用をまとめて提示する料金の出し方もあります(昔はグロスでまとめてと言ったりもしていましが、グロス価格とは利益込みの価格と言う意味で、原価の事はネット価格と呼びます)

撮影での原価とはスタジオの家賃光熱費、撮影機材事務機器の購入費や維持費、人権費、交通費、雑費などを計算して出すのですが、その原価を割った広告を出す業者も見れるようになりました(アマチュア機材で安く撮影する業者が殆どです)

私的見解では、通販カタログやパンフレットの撮影費用はここ約20年値上がりした事はなく、ゆるやかに下がり続けているのが現状で、

写真・映像のクオリティーを下げずに撮影費用・予算を下げるには、撮影の効率化とスピード、そして、アイディアが必要となってきます。

スタジオ玄では、撮影費用を削減するために、スタジオ内にハウススタジオと同じような設定が出来る、移動可能な建て込みセットを和洋数種類、出窓、掃きだし窓、高窓、腰壁、収納、押入れなどを設計して作り、撮影に活用しています。このセットを作る費用はかかりましたが、ハウススタジオにロケに行くレンタル費用と時間が削減出来て、結果的に撮影費用を抑える事が出来ています。

広くて機能的な撮影スタジオがあっても、無いと困ってしまうのが、撮影小道具や、撮影のバック・背景に使う素材です。撮影に使用する小道具は通常スタイリストが撮影の打ち合わせをして1日か2日かけて、小道具を集めるの普通のようですが、弊社では、小道具は出来る限りレンタルせず、購入してスタジオの備品としてストックして、合計50坪以上(畳100畳以上)のスペースを小道具(雑貨から衣装・食器などetc)・家具・植物の管理保管スペースにしています。カタログ撮影や通販撮影では、まったく小道具をレンタルせずに撮影が進む事も可能です。

撮影工程の効率化として「商品管理」・「進行」・「撮影」・「修正レタッチ」を分担作業にして、コーディネーター班と撮影制作班とデジタル・デザイン班に分けています。人数は増えていますが、撮影の納品までのスピードと3重のチェックにより、ミスがなく、確実に早い撮影工程を実現しています。

商品管理と言う仕事について、補足しますと、

カタログ撮影・通信販売カタログ・ECサイトでの裏方として重要な存在が商品管理業務です。略して商管と呼んでいますが、名の如し、商品を管理する業務です。撮影の基点・終点となり、お預かりした商品を出来る限り同じ状態で返却するために、到着した商品の傷や破損をチェック、組み立て、撮影商品の到着・配送のチェックまで、細やかな神経を必要とする業務です。

進行は営業職のスタッフが担当する事が多い業務ですが、香盤表を作り、各撮影チームの撮影スケジュールを管理して、撮影内容を把握して、変更などにも対応しながら、撮影漏れをチェックしながら、予定以内に撮影を完了させるために、必要不可欠です。

撮影はフォトグラファー・スタイリスト・ヘアーメーク・フードスタイリスト・モデル・アシスタント(動画・ムービーではディレクター(映像監督)が入ります)が連携して、撮影商品の価値をアップさせる商品撮影やモデル撮影・イメージ撮影をします。

修正レタッチは撮影で調整すると時間がかかる部分をレタッチ・修正、3DCGを適所に作業をして、撮影のクオリティーと効率を上げます。

撮影工程は撮影規模・内容に応じて、多少の変化はありますが、大量な通販カタログの撮影やECサイト・商品パンフレット撮影には、安定してスピードの出る撮影工程のスタッフ体制が必要となります。

通販カタログ・ECサイトは写真・映像で売り上げが変わるので撮影する側としては、常に他業者の撮影や売り上げの良い商品、悪い商品の写真を見て、商品価値を上げるための見せ方を常に意識しています。

フォトグラファーとして、今まで撮影した商品の中で、私が知る限りの最高売り上げを上げた商品は羽毛布団で、2セット商品をイメージ撮影で1カット撮影した写真で10億円以上の売り上げを上げた例もあります。

実物を触っていないのに、それだけ商品が売れるのは、商品のスペック・価格・見た目と媒体の持つ信頼感など要素は多々ありますが、商品写真の見た目は価格と共に重要な要素となります。

撮影は一部の主観で良い写真・映像を作れば、売り上げが上がると言う単純な事ではないようで、商品の見せ方の効果の分析。販売地域・年齢・ターゲット層への効果を考えて最大公約数の撮影方法、見せ方を練りださないと結果は出て来ないと感じます。重要な商品の発売前には、1万人強のリサーチをして情報収集をして広告制作をしている広告代理店も知っています。

広告写真・商品写真の制作会社として、ライティング・レンズの選択、目線・角度、小道具の有無・置き方、どんなシーンにするか、何を一番伝えるべきかを常に意識し続ける事が、撮影・制作会社としては、写真・映像に対しての常に浴びるような情報収集を常にすることが重要になってきます。難しそうですが、常にそういった意識で生活していれば、物の見方、写真の見方、雑誌、通販カタログ、テレビ・映画の見方も変わってくるものです。ただ、考えずに物を見ているか、観察しているか、分析しているかの違いは大きいと思います。

フォトグラファーだけでなく、総スタッフが撮影した後の、その商品を売り上げを気にして、クライアント様と一緒に喜びを分かち合える精神の撮影現場を希望して整えており、商品を購入するお客様に商品の良さをアピール出来る、やりがいのある業務で、広告効果のある商品撮影は、継続した意識と努力がないと撮影出来ないと厳しく感じています。

通販カタログ、広告写真、テレビCM、インターネット広告には、必ず商品写真商品イメージ写真が必要になり、その写真・映像に賛否両論が存在して、結果売り上げが答えになります。売り上げが上がっても落ちても、写真・映像への分析、考察は常に続きます。

スタジオ玄では、売れない写真は広告写真・商品写真じゃないと言われています。

私たちは売り上げを上げるための広告写真・商品写真を撮影し続けています。

靴イメージ撮影 通販カタログにて使用

 

 

 

 

 

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