広告写真の撮り方 : 2014 : 8月

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広告写真撮影、広告映像制作での、自社撮影スタジオとレンタル撮影スタジオの違い

投稿日:2014年8月11日

年に数回ほどですが、スタジオをレンタルしたいと電話やメールが来る事があります。

弊社・スタジオ玄は撮影スタジオを経営していますが、レンタルはしていないので、特別な理由がない限りは、レンタルの依頼は受けていません。

今回は、レンタル撮影スタジオと自社撮影スタジオの料金的な違いについてお話します。

広告写真撮影広告映像制作・ムービー撮影では、ロケでない場合はスタジオが必要になります。

レンタル撮影スタジオを使用するには、1時間5,000円から30,000円位のレンタル代金を必要として、最低使用時間も3時間から5時間以上など、使用規約があり、スタジオを使用するだけの料金がかかります。撮影が進もうと、打ち合わせで半日、商品が来ない、タレント、モデルが遅れたなどの、諸事情は関係なく、タクシーのメーターのように、料金が15分ないし、30分刻みでカウントされます。

カウントされる時間はスタジオに機材を持ち込んでから、撮影を終了して機材を撤収して、スタジオの中を空にするまでが使用時間になります。(スタジオによっては、家具や小道具の位置を元に戻すまでをカウントします)

東京都内のレンタルハウススタジオは1時間20,000円位はかかるので、朝9時から夕方5時まで丸1日の撮影を考えて予算を出すと8時間で160,000円以上、消費税と時間を延長した場合を考えると更にかかるので、200,000円位は予算を考えておくことになります。

200,000円と言う予算は東京都内、例えばJR品川駅3分以内に15.6坪の貸事務所を借りられる金額です。それが1日の撮影のスタジオ費用だけで無くなるのですね。

広告写真撮影、広告映像、CM制作は、何千万と費用がかかるので、その規模からみれば小さな金額かもしれません。

ただ、中小企業のメーカー様で広告撮影、広告映像制作をしたいと言うレベルだと、スタジオ代金も出来れば削りたいと考える方も多いと思います。

少ない予算でも、広告写真・広告映像・CMを作りたい、広告や宣伝材料を作らないと商品を効率よく売る事も出来ない、仕方がないから、自分で撮影して、HPやカタログ・youtubeに載せる方もいるでしょう。

レンタルスタジオである以上はレンタル代金が売上になるわけなので、そうそう負けてもくれません。撮影プロダクション・代理店もかかる経費なので、どうしようもないことです。

自社スタジオを持っている撮影プロダクション、撮影会社の場合は、時間でカウントする会社もあれば、グロス(全部料金)、スタジオ代を一日で計算する撮影会社もあるようです。

スタジオ玄での、スタジオ料金の設定は時間でカウントの設定ではなく、撮影料金の20%を目安にしています。 クライアント様のスタジオ撮影料金の負担を少しでも軽くするために、考えたサービスです。

クライアント様に撮影代金が他社の方が安いと言われた事がありますが、よくよく話を聞くと、その他社だと撮影料金は3割安いのですが、スタジオ料金、消耗品、電気料金まで請求されていて、合計すると弊社より3割近く合計金額が高くなっていた事があったりと、

スタジオ料金は撮影料金に匹敵するほどの撮影費用に含まれるのが通常の撮影での常識です。

スタジオ料金を通常のスタジオより安く設定すれば、通常より売り上げも下がるので、利益も減ります。

それでも、クライアント様に撮影をリピートして依頼して頂き、撮影スタジオの稼働率を9割近くまで上げれば利益が出ます。それを、薄利多売と言う人がいるかもしれません。

薄利多売の対義語は高付加価値と言うそうです。

広告・CMで写真撮影・映像制作をする以上は常に高付加価値を目指しています。

写真・映像の難しいのはその部分です。スタジオ料金を抑えるのはその分、撮影1回分の利益を確実に削っている訳ですが、それでも撮影依頼がリピートされれば良いと思います。

話ははずれますが、昔からの商店街では、古いスタイルの写真館が廃れていき、お子様の記念撮影をメインにした新しいタイプの商業写真スタジオが、地方・ショッピングモール内に店舗を増やして利益を上げています。利益を上げるには、工夫とアイディアと持続力が必要だと思わせる事例です。

私たち、広告映像制作・広告写真制作をする会社が利益を上げるには、稼働率を上げて、無駄をなくして、時代に則したムービー制作サービスや、3Dバーチャルスタジオのような新しい技術・サービスを時代に合った現実的な料金で提供していく事が必要だと思っています。

私がアシスタントの頃(20年以上前)、師事していたフォトグラファーは1週間に1日位、月に3-4回の撮影でフォトグラファーとして事務所の家賃とアシスタントの給料を払っても、生活に余裕がありました。

1回の撮影で数百万円単位の収入があったので、当然だったと思います。

2014年の今は、巨大な広告撮影プロダクションから、大御所の印刷会社が経営する撮影スタジオ、撮影から納品までの完全なデジタル化、スピードアップで、20年前の1カットに対する予算感は、時代が変わって、安価になっています。スタジオ料金が高い・安い以前に、世の中の殆どがローコスト・安価になっています。中堅的な撮影プロダクション・スタジオが安価になっても利益を上げる手段はまだボリュームディスカウントや、安価な撮影料金など、はっきりとしません。

ただ、撮影・映像制作での部分では、ローコスト・安価・薄利多売でも高付加価値である事を追及し続けるのが答えなのかもしれません。

自社スタジオにバリエーション変化の出来るハウススタジオ並みのセットを作れるようにしたり、カタログ撮影にも使用出来るバーチャルスタジオを作るのも、ローコスト・安価・薄利多売への挑戦です。

レンタル撮影スタジオでは、不可能でしょう。その為の自社スタジオとデジタル技術を備えています。

今回はここまで。

フル3DCDによる高級旅館和室イメージ

 

自社スタジオでのシングルライフ・インテリアイメージ撮影

 

 

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