広告写真の撮り方 : フォトグラファー

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料理写真・フード写真とキッチンスタジオ・レンタルスタジオ

投稿日:2017年3月14日

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私たちが撮影している、フード写真・料理写真は、広告や雑誌のイメージや商品・食材の撮影など、様々な料理や食材の撮影をしています。

フード・料理撮影をする時に頭を悩ますのが、撮影場所スタッフの手配かと思います。

今回は撮影場所・撮影スペースについて考えて、弊社のキッチンスタジオ「ソレイユ」の紹介を致します。

料理のイメージ撮影と言えば、広い気持ちの良いダイニングキッチンやアイランドキッチンなど、居心地の良い空間で撮影したいと思うものです。

撮影になれば、更にライティングのためのスペースやカメラの設置場所などで、プラスアルファの空間・スペースが必要になります。

広告撮影では、料理・フード撮影用の、キッチンに特化したハウススタジオがあり、そこを時間単位でレンタルして、撮影をしています。スタジオ料金だけで10数万円になる事でしょう。

フード撮影でレンタルスタジオに求める事は、

スタジオの広さ・搬入の容易な事。

イメージが作り易いインテリアの配置や空間設定

自然光の入り方・採光の状態

交通アクセスの良さ

プラスアルファ 小道具や使える機材・設備など

上げると以上のような事だと思います。

弊社では、キッチンを設置したスタジオが3つあり、それぞれ、使い勝手に違いがあるのですが、

先月、改装したキッチンスタジオ「ソレイユ」はフード撮影の事をフォトグラファーの目線で作ったキッチンスタジオです。背景の棚や壁をパネルを変える事でシックにもポップにも変化可能で、

大型の業務用冷蔵庫1台(他のスタジオの更に2台あり追加可能)と大型冷蔵庫2台で大量な食材をストックして管理出来るようにしています。

またL字型のキッチンとアイランドキッチンの両方を設置しているので、フードコーディネーターが2チーム入っても、同時に調理が可能、

L字型キッチン側で仕込み・調理をして、撮影準備の出来たアイランドキッチン側で撮影をするなど、スピード感を重視する撮影では、使い勝手の良いキッチンスタジオになっています。

自然光の採光は窓が2面あるのですが、天気に左右され安定しないため、ムービー照明機材のHMIとキノフロと言う

自然光に近い照明を用意してあります。

使い勝手の良い環境を作るために、調理に必要な道具、食器、小道具も多種多様に備品としてあり、

モデルや演者、役者、俳優、女優が入って良いように、控え室も用意、

そして撮影会社ならではの、フード・料理撮影に特化した撮影サービス。

撮影会社が作ったレンタルキッチンスタジオを使って頂けたら幸いです。

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ポップアイランドキッチンで楽しい親子の時間を演出

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控え室も用意しています。

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奥がL字型キッチン、手前がアイランドキッチン

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夜のシックな雰囲気も自由に作れます。

 

 

フォトグラファーと営業力

投稿日:2016年7月29日

広告撮影スタジオである弊社では、ある程度(5年以上位)の広告撮影のフォトグラファーになると、多少の差はあれ、ある程度の撮影を任せられるようになります。フリーフォトグラファーと違い、毎日、スタジオに入り、様々な撮影を経験するので、やる気次第で短期間である程度の実力を付ける事は出来ます。撮影が出来るようになったら、後は自分で撮影をして試行錯誤しながら、作品を増やしていく事になります。

最終的に目指すのは独立なのか、撮影スタジオの経営者になるのか、定年まで勤め上げるのか、やっぱり別の道を目指すのか、収入など含み、人生を左右する分岐点と選択が迫られます。

少し、古い話ですが、私は今から28年前にレンタルスタジオのスタジオマンからコマーシャルフォトの世界に入りました。毎日、違うタイプのフォトグラファーが来て撮影していくので、フォトグラファーの仕事の仕方の違いを、業務の中で観察して、覚える事が出来たのは、大きな経験になっています。

有名なフォトグラファーも無名ながら職人気質の腕の良いフォトグラファーも、スタジオに訪れます。皆フリーランスフォトグラファーなので、自前のスタジオを持っている人は殆どいません。自宅を改造したり、マンションのリビング部分を撮影スタジオにしているフォトグラファーもいましたが、

環境の整った、レンタルスタジオには、予約が絶えない状態でした。

(28年たった現在では、ハウススタジオがレンタルのメインになっています)

数年でレンタルスタジオのスタジオマンを卒業して、スタジオに撮影に来ていた、フォトグラファーのアシスタント(直アシと言うやつです)を数年経験しました。

フリーランスのフォトグラファーの場合は、撮影は週に3回あれば多い方でしたが、同じ事務所にいるフォトグラファーが数名いたので、毎日のように何かしらの撮影アシスタントをしていました。 かなり知られている広告や大きな看板になる高額な金額が動く撮影のアシスタントだったので、プレッシャーもありましたが(当時はフィルムの管理と現像をしていたので、デジタル撮影の今より大変な責任がありました)、それゆえ、やりがいも感じたものです。

大きな仕事、大きな規模の撮影が来る流れの中には、必ず広告代理店が関わっている事を、この時期に知り、大企業のキャンペーン広告のムービー撮影から、スチール撮影までの大きな流れをアシスタントとして、数年見れた事も貴重な経験です。

フォトグラファーの直アシも3年務めると、次のステップを考えて、独立するか、撮影会社に就職するか、または諦めるか・・、何かしらの進路を決める事になります。

自分の撮影したいジャンルを決めて、活動を開始して、華々しくフォトグラファーとしてデビュー!と行ける方は良いのですが、多くの方は、道に迷い、仕事に迷い、最終的に露頭に迷います。

道に迷い、先輩フォトグラファーに相談すると、生き残るためには、「営業力が絶対的に必要だぞ」

「人脈を大切にしろ」「稼いだら、15%位は接待なりに使え」などの助言を頂きました。

フォトグラファーの営業力とは何でしょう。フォトグラファー其々で営業方針は違うかもしれません。

あるグラビアを主に撮影するフォトグラファーは「飲み営業」をメインに活動していました。

(作品を見せた事もないけど、一緒に飲んでいる内に仕事を受けるようになったそうです、お気楽すぎです・・)

また別のマルチに活躍するフォトグラファーは仕事をすると必ず、デザイナーやADにアポを取って、

仕上がりの印刷物を貰いに行き、そのたびにお土産を持っていって話を伺うようにしていました。

(御用聞きのような営業です。仕事のリピート率は高いようでした)

また写真に対して作品意識の高いフォトグラファーは、個展を定期的に開いたり、作品を見せに行ったりと活動して、地道に仕事を増やしていました。(そして上記の2名と同じような営業もしていました、正統派ですね)

雑誌をメインに活動しているフォトグラファーは自分で記事を書くようにしており、ルポライター・カメラライターとしても活動していました。営業方針は、「ひたすら仕事をする」でした・・(選ばないにしても、ずっと仕事があるのもすごい)

営業方法も今では、ネットを利用したHP・ブログ・SNSでの営業が普遍化して、他社との見積りを比較しやすくもなり、半端な営業方針では、生き残れない世界になってきました。

どんな商売・職業でもハッキリしているのは、何のサービスをしているか、コストは?、クオリティーは?であって、

美容師なら、理想通りの髪型に切ってくれる技術と価格、人柄、

ラーメン屋なら、味と価格、次にお店の対応や店主の人柄など、気になりますね。

フォトグラファーも、どのような写真を撮影出来て、どのような人柄で、どのような対応力があるのかが求められると思っていますが、クオリティーを求めらる撮影ほど、最終的には、写真に対する姿勢が問われます。

私の知っている各営業方針のフォトグラファーの行く末ですが、飲み営業のフォトグラファーは徐々に人脈が切れて廃業しています(もっと太い人脈があれが、生き残ったのでしょうか。)

デザイナーやADに挨拶回りを重要にしていたフォトグラファーは、主要のクライアントが廃業したことで、仕事が減り、廃業しました。

作品意識の高いフォトグラファーは、仕事が減っても、まだフォトグラファーとしての仕事は地道に続けています。(作品も撮り続けていました。)

撮影とライターを兼任している、フォトグラファーは60歳過ぎても仕事をしています。(切れ目なく仕事があるようです)(広告と雑誌はギャランティーに差があるので、仕事量でカバーしないと生きていけません)

結構、年齢を重ねていくにつれ、フォトグラファーには、厳しい状況です。(どの世界も同じかもしれませんが)

厳しいと言っていても何も始まらないので、手足が動き、目が見えて、頭がはっきりしている内は写真を撮り続けて、様々な人に関わって、自分を鼓舞していくしか、生き残る道は無いように思います。

フォトグラファーが生き残るための答えはありませんが、生き残るために考えて動き続けるフォトグラファーに最終的に良い結果は出るものでしょう。

60歳70歳を超えても行動力のある盛んなフォトグラファーでありたいものです。

まとまりがありませんが、今回はここまで。

雑文にて失礼いたしました。

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古い写真ですが、この頃はリバーサルフィルムでの撮影がメインでした。

 

 

 

 

 

 

料理撮影・フード撮影 プロとアマの差は?

投稿日:2016年5月17日

料理撮影・フード撮影と言えば、

パッケージ撮影、メニュー撮影や店舗紹介撮影、キャンペーンメニュー撮影などが、仕事として主なものです。

ネット上の口コミ情報サイトも多数増えてきて、料理・フード撮影の仕事は増加しています。

レストラン、居酒屋、カフェなどでスマホで料理を食べる前に撮影している人も増えたものです。

料理撮影は、ファッション・モデル撮影と通じるものがあると思っています。

人物も料理もある意味、シャッターを押せば、なんとなく撮影出来て、

それなりに「いい感じ」に撮影出来たりするもので、媒体・メディアによっては、アマチュアレベルで撮影した料理写真でも、

十分使えるレベルだったりします。

機材も安価になったので、ハイアマチュアレベルのカメラマンでもそれなりの写真を撮影する事が可能になってきました。

自然光でフォーカスのゆるい、ほんわかな写真を撮るならプロ以外でも可能かなと思う時もありますが、

アマチュアとプロの決定的な違いは、ライティング技術、照明技術と、

その他にも、撮影の段取り、セッティング、知識などの経験値、

撮影に対する姿勢(生活が懸かっている切実さなど・・・・)

撮影に関する事を常に追求していることかと思います。

プロである以上、撮影をすればギャランティーが発生する訳ですが、料理撮影の撮影ギャランティーは撮影が難易度や写真の出来と言う事よりも、写真が使われる媒体・メディア、扱われる大きさ、期間などにかなり左右されます。

撮影が始まる前に既に予算は決定されている事が殆どなので、「予算に応じて撮影してくれ」と言われる場合は、

単純に「時短」です。撮影時間の削減をして、一日に数件のクライアントの撮影をこなすための手段で、。飲食店の取材などは1店舗あたりの撮影を1時間以内にして、5店舗以上撮影をして、時短プラス機材の簡略化、軽量化で、三脚を使わず、手持ちのデジタル一眼とハンディストロボのみで撮影になり、自然光が採光されている店舗では、自然光のみでの撮影になります。雑誌のお店紹介記事などは、殆どがこのようなスタイルでの撮影です。

自然光やそのお店の環境光で撮影しているので、臨場感のあるリアルな、料理写真が撮れるので、雰囲気のみを求めるなら「有り」ですが、フード素材・食材・料理のディテールや精密さやクリア感、シズル感を求めるなら「無し」でしょう。

一言に料理撮影と言っても、調理して出てきた料理を、アングルを考えて撮影するだけの取材や、大量なカタログ撮影などの料理撮影と対極的に、

商品パッケージやキャンペーン広告など、クライアントの詳細な要望に応えるために、1カットの料理撮影に、数時間、時には1日を要する撮影もよくある事です。

求められる料理写真、料理撮影を、与えられた条件の中で最善の撮影方法、段取りで、撮影出来るのが、プロのフードフォトグラファーなのでしょう。

そして、どんなに撮影を重ねてもまだ先がある奥深さが料理撮影にはあるのです。

nori_pasuta_image_0004自然に撮影しても光に恵まれると美味しそうに撮影出来るものです。

撮影プロダクション・撮影スタジオの在り方

投稿日:2016年3月16日

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3月初旬に、ある広告撮影プロダクションの自己破産準備のニュースが入ってきました。1964年の第一回東京オリンピックの前よりも早く創立され、60年以上の歴史を持つ、最大手の撮影スタジオの自己破産の原因は、売り上げの大きな減少でした。紙からデジタル・メディアへの変化に対応しきれなかった事と、経営者が創業者のみの状態が続き過ぎ、事態の悪化を招いたのではないかと検証されています。

紙からデジタルメディアへの変更は撮影料金にも影響があり、同じ撮影でも料金が低いWEB価格のようなものが存在して、撮影業界、印刷業界を含む、業界全体を大きく変えている要因だと思います。それ以外も原因があると思いますが、老舗の最大手と言われた撮影スタジオ・プロダクションの歴史が終わりました。

別の見方では、フォトグラファーでも60年現役で撮影を続けるのは難しいことで、撮影スタジオ・撮影プロダクションの会社を60年存続させるのは凄いことだと思っていました。

起業して1年後に倒産する会社は30%、5年以内が80%と言われていて、30年続く確率は僅か0.025%と1%以下になっています。

東証一部上場企業は日本の企業の全体の0.04%と言われているのも、3代目が会社を潰すと言われてるのも頷けます。

特に撮影スタジオ・撮影プロダクションとなると、時代の変化に厳しく影響を受ける業態なので、60年以上続いた事は稀なことで、

今ある大手の撮影プロダクションも30年後はどうなっているかは解からないものです。

私の身近なフォトグラファーで現役で撮影してる方は70歳までで、多くの広告フォトグラファーは65歳前後で引退しています。

年齢とともに、自分を取り巻く人脈も引退していくので、余程のつながりと実力と対応力がないと

60歳以上のプロフェッショナル・フォトグラファーが生き残るのは、厳しいものです。

ただ、年齢は目安なので、数字で区分けするのもどうかと思います。

高齢化社会になるのは、避けられない事実なので、定年を75歳にする会社が登場してもおかしくないかもしれませんね。(定年の最低設定は60歳です)

私の所属するスタジオ玄は今年で創業26年になり、スタジオの業務を取り巻く環境も大きく変化をしてきました。

上記の数字を見ると、これからが正念場、変革の時期かもしれません。

近くにある大手のレンタルスタジオと撮影業務をしている会社は20年でスチール撮影とムービー撮影の比率が逆転してムービーが9割になっていることや、

また別の大手の撮影プロダクションでは、フォトグラファーを同じ数のフォト・プロデューサーがいる事など、ただフォトグラファーが沢山いるスタジオだけの撮影プロダクションは少なくなりました。

弊社も、所属するスタッフ・プロデューサー・フォトグラファー・シナマトグラファー・レタッチャー・クリエイター・ディレクターが、先を見た変革を続けていかないと、将来は見えてこないでしょう。

技術革新的な話では、ニコンから今月末発売される、D5が注目されています。常用感度が ISO 102400 と超高感度で画質も良くなっているそうです。

実際にテスト機を試しました。動画性能を確かめるために、65インチの4Kディスプレイに感度をISO 100から102400までの映像を見比べて、ノイズの状況を目で判断した所、D810の感度ISO 800と D5の感度ISO 3200の画質が近い感じがします。(販売前なので、データを持ち出して検証出来ないので、画像・映像がお見せできません。)

多少のノイズを気にしなければ、暗闇の蛍の撮影も出来ますね。

絞り2段の差は大きく、1000W必要だったライトが250Wでも撮影可能になります。

また、ニコンが発売しているVR機能である、手振れ補正と組み合わせて撮影すれば、暗い室内や、夕方の撮影などに大きな威力を発揮しそうです。これ位の感度が常用されるようになると、照明やストロボも小型の物で済むようになり、今後、ライティング機材の軽量コンパクト化、更にコストパフォーマンスに大きな影響を与えそうです。

今まで撮影出来なかった世界が撮影出来るようになり、写真にも映像にも大きな影響を与えることになるでしょう。

技術以外で、人の働き方、職種の変化も、見えてきました。

上記に書いた、フォト・プロデューサーやフォト・ディレクターは、比較的新しい職種で、プロデューサーは人の手配や、全体を見渡すような職種で、ディレクターは写真のクオリティーを管理・チェックするといった所で、営業も兼任してる場合も多いようです。

オウンドメディアと言う言葉も目立ってきたようです。自社会員サイトと言う意味合いが強いようですが、自社のイメージや利益に強く関係する事柄です。オウンドメディア・マーケティングに関する職種も増えてるようです。

自社でネット放送局を作る事もオウンドメディアに入る事なのでしょう。自社で放送局やラジオ局を作るのは夢のあるプロジェクトですね。

ネット放送は個人レベルでも出来ている事なので、こじんまりしたイメージもありますが、YouTubeの利用者数が10億人を超えている事や、ニコニコ動画などの利用者の 推移を見ていると、放送業界の環境革新は、今も進んでいます。

PCやタブレットはあるけど、テレビはもたないと極端な生活の人もいますし、実際、視聴率、テレビの視聴時間は減ってきています。

今のパケット通信料金が全て固定料金になったり、無料WiFiの普及など、通信料金と通信スピード次第で放送業界は変わると思います。実際4K放送はまだ実施されておらず、YouTubeなどでしか、4K映像が見れないのが現状です。フジテレビで4K放送をテストしていましたが、地上波でFullHDを流し、4K放送を同時にネット配信すると言うものでした。

4K映像を電波で飛ばすには、放送システムそのものを変更しなければならず、今、販売されている4Kテレビ自体も変更しなければならないそうで、この問題が、東京オリンピックの2020年まで、どう解決されるが心配です。

地上波で4K放送が無理だとしたら、今後、アンテナの代わりに、テレビを見るには、ネット回線が必須になってしまいます。そして、モバイル通信もセットで固定料金になるの時代も近いと思います。(全部ネット配信も厳しいとは思うので、地上波で4Kにして欲しいですね)

テレビ番組も録画して見て、CMを飛ばす事が増えているようで、録画率も視聴率と別に計測しているようです。そうなると見ないで飛ばされる確率の高いCMに使われる予算も変わってきて、その予算がオウンドメディアに使われたり、他のメディアに使わる事になってきているのでしょうか。

紙媒体メディアが減ったと言われてますが、本屋は無くなっていないし、チラシやポスターも無くなりません。デジタルメディアが増えて、総合的に撮影や編集、動画など、撮影に関する仕事は増えています。撮影プロダクションにも撮影スタジオにも、厳しいと言われながらも仕事は増えてきているので、どう理解して、取り組み、乗り切るのかが重要ですね。

私自身、フォトグラファーは、生きてる限り続けて行くつもりです。フォトグラファー以外にも魅力的な職種は沢山ありますが、フォトグラファーを根幹として、新たな発想、技術を駆使して、増え続けるメディアの撮影が続けていければ幸いです。

今回はここまで。駄文・長文失礼いたしました。

 

フォトグラファーの広告動画撮影と広告スチール撮影

投稿日:2015年4月30日

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撮影機材の進化と軽量化・小型化は2015年になっても、止まる事はないようで、新製品が出るたびに、その商品の機能・利便性・高画質化に購買欲が働くのですが、もう1年後には、もっと良いカメラが出るだろうと予想して、現在あるカメラを使い切ろうと思う気持ちで、購買欲を抑えます。マイクロフォーサーズマウントの登場でムービー・動画とスチールを撮影出来るカメラは1回り小さく軽くなり、4Kも可能なカメラも出ており、ムービー・動画撮影には、軽くて画像の綺麗な、便利なカメラとして注目を浴びています。

実際、35mmのフルサイズより、CCDは小さいので、背景のボケ感などは、フルサイズのDSLRには、敵わないと思っていましたが、もともとフルサイズのDSLRはボケすぎていた事もあり、マイクロフォーサーズ規格位のボケ方の方が自然で良いとも言えます。

動画ではフォーカスを合わす事が、スチールと違い、撮影中に常に合致している必要があるので、カメラが動いたり、被写体が動いている場合は、連続して合わせ続ける事が出来るオートフォーカスが必要です、ビデオカメラのCCDはスチールのCCDより小さいので、被写界深度が深く、フォーカスは合わせ易いのですが、ボケ味は出ないもので、ボケ味のあるDSLRのカメラはフォーカスが合わせ辛いのが難点です。

マイクロフォーサーズ規格は、今までの一眼ムービー(DSLR)その中間に位置しているような印象で、オートフォーカス機能も、ビデオカメラまでは及びませんが、フルサイズCCDのDSLRと比べて、格段に性能は上がっており、動画撮影には特化しており、現在はパナソニックのDMC-GH4 GH2が業務用に使われているようです。(最近では、EOS8000Dも従来の10倍の速さのオートフォーカスが可能になっています。)

カメラが小型軽量になると、それに付随して三脚やレール、クレーンなども軽量化したものを使用出来るので、カメラマン1名でも、持ち運べる位のコンパクトな機材にする事も可能です。

すでに、業務用としてマイクロフォーサーズ規格のDMC-GH4・2は活躍しており、また他のカメラメーカーも新機種を出してくるので、オートフォーカスの進化次第で、将来的にメインカメラとなる可能性も見えています。

スチールとムービー・動画の境界が希薄になって、フォトグラファーと言う名称も、変わるのでしょうか。

ムービーカメラマンの事をキャメラマンと呼ぶのですが、これは昔からの伝統で、そう呼ぶらしいのですが、海外では、シネマトグラファー・カメラクルー・カメラオペレーターとも呼ぶそうです。

どんな世界でも数年単位で新たな呼び方の肩書きが増えていくようですが、フォトグラファーからフォト・ディレクター、フォト・アートディレクターになる場合も最近では良くある例です。

アニメーションの世界では、最近、ビジュアルディレクター(VD)と存在が誕生しています、設定や説明的な事を無視して、こうしたら面白く、迫力が出る、印象が良くなる、などと感覚的にディレクション・演出をする仕事のようです。

ムービーとスチールの差は動いているか、動いていないかですが、実際撮影する側の意見ですが、スチール撮影よりもムービー・動画撮影の方が、難易度は高いと思います(個人的な意見でもあります・・)

ムービー撮影をスチール撮影の延長のように考える方もいますが、実際は別物で、トリミングが16:9と横長な事で制約や条件が変わってきます。普段使っている、2.7M幅のセットペーパーで、人物全身を撮ろうとしても、はみ出してしまうので、修整が必要になるのですが、出来れば修整はしたくないので、更に広いセットペーパーや白ホリゾントを使用する事になります。

機材も三脚の種類が豊富あり、クレーンやスライダー、ステディーカムナド、カメラが動いて、動感を演出するための機材が発明され続けています。最近では、ラジコンヘリコプターやアクションカムが登場して、新しい映像を見せてくれています。10年以上前のドラマを見ると、2015年現在のドラマを比べて、明らかにカメラに動きが無く、三脚に固定された静的な画像ばかりで、現在のドラマを見慣れていると、少し違和感を感じたりします。

そして音の録音をする事も、突き詰めると、専門職がいる位の職業なので、音声に関する機材の知識・技術も必要になります。マイクの種類だけでも、ガンマイク・ピンマイク・バウンダリーマイク・インタビューマイク・ステレオマイクなど多彩にあり、集音の方法も、無指向、単指向、超単指向、と様々な機材が存在して、音を録音するためのミキサー・レコーダーも操作する必要があります。

そして編集に入ると、完全にスチールとは別世界で、編集は上手い・下手がはっきりと分かるので、1年2年でプロになれる程甘い世界ではありません。

そのため弊社では、編集ディレクターが3名おり、常に最善の演出・編集方法を追求しています。

広告写真撮影から広告動画撮影まで、ステップアップするように、感性と技術を磨いていく事がフォトグラファー・クリエーターには必用ですね。

日々の積み重ねが大切なのは、どんな職業でも同じで、

毎日1パーセントでも良いので、この世界で成長を続けたいものです。

今回はここまで。

 

 

 

 

 

 

ファッションモデル撮影と商品撮影のライティングと色温度

投稿日:2015年3月23日
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外光は6500Kなので、ストロボを1500K上げて色温度を調整。調整しないと外光とモデルの髪と肩のハイライトが青白くなります

今回は、広告写真でのファッションモデル撮影商品撮影をスタジオで撮影する場合のライティング・色温度について、お話します。

モデル撮影での一般的なライティングは傘・アンブレラのバウンズライティングとトレーシングペーパーやアートトレーシングペーパーのディフューズ・透過を組み合わせた、傘バンとトレペディフューズなどと呼ばれるライティングがメインになる事が多いようです。

最近では、柔らかい光質を求めるため、アンブレラバウンズを更に、レフ版に当てる方法で、バウンズした光を更にバウンズして、そのバウンズした光を更にトレペでディフューズ(透過)するなど、2重バウンズしてディフューズするといった、軟調でソフトな照明・ライティングが、この数年、雑誌や広告で目立つようになりました。

トレペを3重に垂らして撮影するのが、通常のライティングと言うスタイルのフォトグラファーもいて、個性・自分らしさをライティングに求めるフォトグラファーは多いのだと思います。

特にモデル撮影やフード撮影に見られるようで、柔らかく、ハイライトが無いようなライティングをして、人が自然に普段から目で見ているような雰囲気の状態を作り、日常的な光と質感を求める照明・ライティングです。

よく雑誌っぽい感じのライトでと言われると、意図的に当てているように感じさせないライティングだと解釈できる事が多いようですね。

広告写真の商品写真に、あるようなメリハリのあるライティングと対峙するような表現だと思います。

どちらも照明での表現の種類なので、商品やデザインで照明のバランスは変わるものですが、ライティングで重要なのは、そのバランスを撮影時にコントロール出来ている事だと思います。

モデル撮影でも、料理・フード撮影でも、商品撮影・ジュエリー・宝石撮影でも、照明・ライティングで、ストロボや自然光、タングステン光、LED電球、蛍光灯などを使用します。

デジタル撮影になってから、あらゆる光源での撮影が可能になりました、カメラで光源に合わせたホワイトバランスが自由に設定出来るようになって、フィルムで撮影していた頃のように、フィルムの種類とフィルターワークが不要になり、感剤費などの消耗品の費用は浮きましたが、その分の費用がデジタル機器・ハードやソフトにかかり、作業時間も増加しました。

カメラでホワイトバランスが取れるようになっても、ライトの光源が数種類混ざったり、自然光と照明が混ざった場合は、どちらかの照明を基本としてホワイトバランスを取る必要があり、通常は被写体に当たっている光に合わせてホワイトバランスを取ります。

色温度(color temperature)に合わせて撮影出来るようにする事を、ホワイトバランスを取得すると言い、元々は放送・業務でのビデオ・ムービー撮影現場で白いボードを使い色温度を取っていた事から、スチールがデジタル化したときに同様にホワイトバランスと言う言葉を使うようになりました。

色温度は、青紫色光と赤色光のバランスの状態を、数値的に示したもので、高ければ青くなり、低ければ赤くなります。夜空に輝く星も、赤い星から青白い星まで、沢山の種類がありますが、星がそう見えるのも色温度のためです。(おおまかですが)

ケルビン(K)と言う単位を使い、0から10,000の範囲で数値化します。

実際には2000Kから8000K位の数値が使われます。

日の出や日没は2000K位で

太陽光の直射日光で5000K位

晴天の日陰でで8000K位 になります。

温度と言う言葉がついていても、普通の気温には関係ないので、色温度は高くなればなるほど、青く寒い感じなるのです。

色温度を理解することはライティングや写真撮影する上で、絵作りや技術を突き詰めていくと、とても重要な事になると思います。

スチール撮影では、18%反射率のニュートラルグレーのグレーカードと呼ばれるA4サイズほどのカードを使う事が多く、殆どの撮影はグレーカードを撮影時に被写体の前に写し込んで、現像ソフトでホワイトバランスを取ります。

カメラ本体でもホワイトバランスは取れますが、現像ソフトでも調整したほうが更に正確な色再現が出来ます。

ストロボを多灯ライティング(2灯以上)でライティングする場合はストロボのヘッドの発光チューブにより、色温度が100から200度の差が出たりするので、ストロボヘッド1灯ごとに、色温度を測り、調整する必要が生じます。

色温度100Kの差は6000K位ではあまり差を感じないのですが、(プロフェッショナルは分かると思います)3000K位の色温度では、100Kの差でも見て分かるようになり、低ければ差が目立ち、高くなれば目立たない現象がありますが、

ストロボの発光するワット数(パワー)を変えた場合も色温度が変化するので、高い色温度でのライティングでも調整したほうが発色は綺麗になります。

照明・ライティングの条件が変わっても色温度は変化します。

傘・アンブレラにバウンズすると、アンブレラの白い部分の色の影響により、色温度は変化します。

アンブレラは傘トレやトレペディフューズを意識してある程度、色温度が落ちないように、白がブルーっぽくなっている物もありますが、長く使い続けるとライトで焼けてアンバーっぽくなってきます。そうなると交換になるのですが、交換すると、古い物と比べて差が出てしまうので、レフやアンブレラはある程度したらまとめて交換する事をお勧めします。(色温度調整が楽になります。)

メインライトがアンブレラバウンズ+トレペディフューズで、

トップライトがアンブレラバウンズのみ、

キャッチライトにソフトボックス

バックライトにヘッド直のライティングなど、

4種類の照明方法が混ざると色温度も各光源で変わるので、モデル撮影の場合だと、モデルに右から当たる照明は適正でトップから当たる照明は少し青く、バックから当たる光はもっと青く、正面から当たるキャッチライトは少し赤いなどと、色のバランスの悪い写真が撮影されます。

現像ソフトで色温度のバランスが悪くなったものを修整しようとしても、光は混ざりあった部分と直接当たる部分など、角度・反射が変わるので、色調整は困難なものになります。

撮影意図として、各照明の色温度の差異があるのは良いのですが、意図していないのであれば、各照明・灯体の色温度に差異がるのは、撮影をコントロール出来てないとも解釈できます。

照明の灯体ごとに補正をする必要がある場合は、各灯体のリフレクターなどに、ライトにフィルターを付けて補正する必要があります。コンバージョンフィルターと呼ばれる、色温度を調整する目的で作られたもので、映画や放送のムービー撮影では、よく使用されているもので、色温度を細かく調整するために使われるもので、B-1からB-6は、色温度を上げて、A-1からA-5は色温度を下げるために使用します。

撮影現場では、上記のコンバージョンフィルターを1cmから3cmほどの幅で細長く切って、ライトのリフレクターや、ボックスのディフューザーなどにテープで張って、色温度を調整しています。

フィルター1本で色温度が100K分・50K分と太さを調整すると使い易いです。

詳細に色温度を測る事はカメラ単体では不可能なため、カラーメーターを使用します。カラーメーターは10K単位で色温度を入射式で計るものが一般的で、写真・映像用のカラーメーターは現在、セコニック、ケンコー・トキナーから発売されているものが使われています。

フィルムで撮影していた時期は、ミノルタのメーターがメインでしたが、ミノルタがコニカミノルタフォトイメージングに合併し、2011年に解散した経緯で、ミノルタのメーターは販売されなくなりましたが、

本来、大切に使えば長持ちする機材なので、オークションなどでは、現在も結構な高値で取引されています。(ケンコー・トキナーで修理を受け付けてくれる機種もあるため)

カラーメーターは15万円から17万円ほどする機材なので、レンズやストロボに費用を回して、カラーメーターまでは手が出ないと言うフォトグラファーも多いのですが、カラーメーターを使っているフォトグラファーは、一度使ったら手放せないと言うほどで、色彩を忠実に再現させるのに、必須の機材です。

各灯体の色温度を調整した映像・写真と、調整していないものを比べると、色のヌケの良さに違いが出てきます。

そして、色温度が調整されていない光源で撮影された映像・写真は、少し濁ったような印象を受ける事があり、ヌケの悪い写真になりがちで、現像ソフト・レタッチソフトを使用しても、完全な補正は難しく、不可能な場合も多いので、事前の色温度管理は、必須です。

色温度管理は、ファッション・モデル撮影での、モデルの肌の色、服の色、フード・料理撮影での、食材・料理の色に深く関係し、影響を与えます。

カラーメーターを使いこなす事は、広告・雑誌・営業写真など、フォトグラファーのジャンルを問わずに必須な事でしょう。

デジタル撮影でホワイトバランス調整が楽になった撮影現場には、カラーメーターを使用する光景は見なくなってきて、ストロボメーター・露出計も使用しないフォトグラファーも増えています(撮ればすぐに適正露出かどうか見れるから・・ですが、ライトバランスは計らないと正確には出せません)

各灯体の出力・明るさを数値で把握して、色温度調整・管理する事は、ワンランク上の撮影(普通なのですが・・)をするための基本条件です。

ファッション撮影でも、商品撮影でも、露出・色温度管理の基本は大切と言う事で、ヌケの良い発色の映像・写真を撮りたいものです。

今回はここまで。

 

 

 

 

 

 

モデル撮影とファッション撮影、そしてギャランティー

投稿日:2015年3月4日

季節の変わり目には、WEB・カタログ撮影で、モデル撮影とファッション撮影と言った、アパレル関係の撮影が始まります。リアルクローズの撮影になると、毎週のようにファッションアイテムが入れ替わるので、毎週撮影、毎日撮影といった場合もあります。

撮影の大半はスタジオでのファッション撮影、アパレルアイテムの商品撮影と、

スタジオでのモデル撮影になりますが、ページの構成次第で野外ロケ撮影、ハウススタジオロケ撮影など、発生します。

野外ロケ撮影は天気も考慮しないといけないので大変ですが、自然な光と空間の作る写真は、スタジオでは、撮れない良さがあり、ロケの手間を考えても、それだけの写真・映像効果が期待できます。

ロケ撮影は早朝から昼過ぎから3時間位が勝負なので、日の傾きと闘いになります。

ストロボを使ったり、HMIと言う自然光に近いライトもありますが、自然光には敵いません

流通・通販カタログやWEBのページ数・情報量の多い媒体では、

撮影の香盤表を上手く組み立て、時間通りに撮影を進め事が重要で、

それ以前のロケハン(ロケーションハンティング)を入念にしておく事は更に重要です。

撮影の前にすでにある程度、結果が見えるように撮影を進めないと、気合勝負の苦しい戦いの撮影になるので、ロケでの準備は大切です。

話はかわって、モデル撮影の場合は、モデルによって使用料金が違うのは容易に想像できると思いますが、現実的に売れてるモデルと駆け出しのモデルで比べるとギャランティーは100倍位の差が出ます。使用期間は3か月・6か月・1年で料金が変わります。

数万円から数百万円の差がでるのは、タレントや芸人さんと同じなのでしょう。

フォトグラファーはどうかと言うと、日本を含めて世界規模で見れば、1日のモデル撮影で1000万と言うフォトグラファーもいますし、有名雑誌の月間契約でモデル撮影をして、月に500万から1000万を稼ぐフォトグラファーもいる事は確かです。

小さな日本に戻ると、1日数万円で撮影をしているフォトグラファーが多数いる訳で、どんなに高額を稼ぐフォトグラファーでも、1日100万円前後が知っている限りです。

その差はなんだろうと、アメリカの売れてるフォトグラファーに聞くと、

日本と欧米のシステムの差で、日本では、ピンときませんが、アメリカではフォトグラファーがデザイナーや印刷会社を手配するのが普通だそうで、(ファッション・モデル撮影の世界以外はよく知りませんが)

フォトグラファーの主導権が日本で言うアートディレクター(以下AD)のような感じです。

また、全てのクリエイティブスタッフを率いるリーダーでもあり、監督でもあるようです。

日本でも、アートディレクションをするフォトグラファーは存在しますが、まだ少数です。

自分で全てを決定して撮影するフォトグラファーと、デザイナーやADに依存して、絵作りだけするフォトグラファーとの立場の違いはギャランティーに大きく差が出るのでしょう。

ファッション・モード写真と言いますが、モード・時の潮流に乗って、主導権を持つ事が、

ファッション・モデル撮影の世界で這い上がって生き残る術なのでしょう。

日本人でも、まだ知る限り、1~2名しか、世界のトップで活躍するファッションフォトグラファーはいないようです。

モデルもフォトグラファーも、ヘアメーク・スタイリストにも、ライバルと新人の多い厳しい世界ですね。 それでも、続けていく事、撮影し続ける事が大切なのでしょう。

今回はここまで。

ファッション・モデル撮影

悩みは尽きない、それでも写真は撮り続ける。

 

 

広告写真撮影とカメラの進化とフォトグラファー(人)

投稿日:2014年12月25日

年末になり、いつもより、時の流れが速く、慌ただしく感じる時期ですね。

今日は、カメラ機材とフォトグラファーについて話をします。

10年前が、つい最近の事だと感じたり、「もう10年過ぎたのか、早いな」と思う事があるかと思います。(年齢関係なくですよ)

今から10年と言えば2004年12月、ニコンのD2xが発表されていました。(販売は2005年1月)

ニコン製の1240万画素のDSLRの登場は当時としては、すでにCanonがEOS -1Ds(1110万画素)が2002年に発売していたので、

ニコンにやっと、登場した1000万画素を超えるDSLRでした。(DSLR=一眼デジカメ)

販売価格も実売で60万円を下回り、価格的にも、やっとニコンユーザーのフォトグラファーにも使えるカメラが登場したと期待して、当時スタジオで4台購入して、撮影に活躍してくれました。

それから、途中、デジタルバックをハッセルブラッドH1で使用したりしてきましたが、D2xが一番長く使っているデジタルカメラです。いまだ健在で、使える媒体にはまだ使用していく予定です。

2014年の現在、スタジオのメインカメラはD800EとD810になりましたが。価格は当時の約半額近くで性能は3倍以上となっています。(3倍と言うとシャー専用ザクを思い出しますが・・あれは通常ザクの3倍です、性能は3倍ないのに、3倍の性能を引き出したそうです・・どうでもいい)

古いデジカメの話はここまでです。

10年過ぎて、カメラは古くなっても買い換えればOKですが、

人とスタジオ環境は、古くならず成長を続けていかないと、先がありません。

独自の危機感と、毎日の少しずつの継続した成長が必要かと思います。

写真、映像は結果が見えて残るものなので、仕事の結果、クオリティーが年数を経て、成長してるか、変化しているのか、時代に即してきたのか、独自で進んできたのか、見えるものです。

デジタル一眼レフでのムービー撮影も一般化して、以降は4Kムービーや、その先の8Kムービーでの切り出し静止画が印刷に使われるようにもなってきてる時代です。

以前から話していますが、機材が安くなって、性能が上がっていくにつれて、新規参入の撮影会社、フリーフォトグラファー、フリーランスが更に増えていくでしょう。

参入しやすいビジネスには、いろんな人が集まってきますが、継続して行くことの困難さは、どんなビジネスも一緒です。10年、20年と続けても安定はせず、常に危機感がそこにあるものです。

スタジオ玄では、11名のフォトグラファーが連日、広告写真を撮影しています。それでもスタッフ・フォトグラファーが不足する時は、登録しているフリーランスのフォトグラファーに協力してもらっています。

フリーランスのフォトグラファーは10名以上登録をしてもらっていますが、その人数は、100名以上会って、一緒に撮影してきて、撮影を任せられると判断できたフォトグラファーです。

免許も資格も必要ない、カメラと機材をもっていれば、とりあえずフォトグラファーと言える世界なので、実際に人間性と作品を見て、撮影を一緒にしていかないと、実力は分からないものです。

(上等な包丁と料理道具を持っているだけでは、料理人になれないのと同じでしょうか。)

撮影には、いろいろなジャンルがありますが、出会ったフォトグラファーの6~7割近くがファッションモデル撮影を希望してきます。物撮り(スチルライフ)を希望する人は残りの3割位で、人は人に興味を持ち、華やかな派手な方向に向かうものだと、納得する事例です。

スタジオ玄で登録している、フリーランス・フォトグラファーは、基本的に

物撮りファッションモデル撮影も、ロケ撮影も、画像処理も、全て出来るフォトグラファーが前提で人間性が最後に重要視されます。商品撮影であろうと人物撮影であろうと、最後は人対人のビジネスなので、人間性重視なのです。

実際のところ、商品撮影も、イメージ撮影も人物のキリヌキモデル撮影、ロケ撮影、取材、画像処理、映り込みの難しい宝石撮影時計撮影から、料理撮影食品撮影、車の撮影まで、こなせて、数の多い撮影もこなせる、人間性のしっかりした、ごく普通のフォトグラファーは探すと、なかなか見つかりません。(あげてる条件は広告写真の世界では当たり前の事だと思います)

フォトグラファーは全国、全世界、沢山いても、物撮りをはじめ、何でも数もこなして撮れますと言うハードルと人間性を重視すると、フォトグラファー人口の数パーセントしかいないのだろうかと思ったりします。専門分野のみで活躍するフォトグラファーを否定する事はしませんが、私たちの通常、撮影している、広告写真の世界では、人しか撮れない、車しか撮れない、風景しか撮れないでは、仕事が出来ません。

20歳の頃から、様々な撮影スタジオを見てきましたが、物撮りから、ファッション撮影までを綺麗に大量に撮影可能なスタジオはスタジオ玄を含め、東京都内でも限られてきます。

機材は買い換えれば、問題解決ですが、人とフォトグラファーも出会いなので、縁と人間関係を頼りにするしかないようです。

来年も良い縁に恵まれ、新たな写真・映像に挑戦が出来るように願っています。

写真は、衣・食・住を、かわいらしく、まとめました。

 

何気ない自然なかわいい演出のファッションモデル撮影

何気ない自然なかわいい演出のファッションモデル撮影

 

かわいらしいフード撮影

かわいらしく、美味しさを演出する食品・フード撮影

 

ハウススタジオと同等の撮影が可能なインテリア撮影

ハウススタジオと同等な自社スタジオでのインテリア撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

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