広告写真の撮り方 : モデル撮影

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ファッションモデル撮影と商品撮影のライティングと色温度

投稿日:2015年3月23日
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外光は6500Kなので、ストロボを1500K上げて色温度を調整。調整しないと外光とモデルの髪と肩のハイライトが青白くなります

今回は、広告写真でのファッションモデル撮影商品撮影をスタジオで撮影する場合のライティング・色温度について、お話します。

モデル撮影での一般的なライティングは傘・アンブレラのバウンズライティングとトレーシングペーパーやアートトレーシングペーパーのディフューズ・透過を組み合わせた、傘バンとトレペディフューズなどと呼ばれるライティングがメインになる事が多いようです。

最近では、柔らかい光質を求めるため、アンブレラバウンズを更に、レフ版に当てる方法で、バウンズした光を更にバウンズして、そのバウンズした光を更にトレペでディフューズ(透過)するなど、2重バウンズしてディフューズするといった、軟調でソフトな照明・ライティングが、この数年、雑誌や広告で目立つようになりました。

トレペを3重に垂らして撮影するのが、通常のライティングと言うスタイルのフォトグラファーもいて、個性・自分らしさをライティングに求めるフォトグラファーは多いのだと思います。

特にモデル撮影やフード撮影に見られるようで、柔らかく、ハイライトが無いようなライティングをして、人が自然に普段から目で見ているような雰囲気の状態を作り、日常的な光と質感を求める照明・ライティングです。

よく雑誌っぽい感じのライトでと言われると、意図的に当てているように感じさせないライティングだと解釈できる事が多いようですね。

広告写真の商品写真に、あるようなメリハリのあるライティングと対峙するような表現だと思います。

どちらも照明での表現の種類なので、商品やデザインで照明のバランスは変わるものですが、ライティングで重要なのは、そのバランスを撮影時にコントロール出来ている事だと思います。

モデル撮影でも、料理・フード撮影でも、商品撮影・ジュエリー・宝石撮影でも、照明・ライティングで、ストロボや自然光、タングステン光、LED電球、蛍光灯などを使用します。

デジタル撮影になってから、あらゆる光源での撮影が可能になりました、カメラで光源に合わせたホワイトバランスが自由に設定出来るようになって、フィルムで撮影していた頃のように、フィルムの種類とフィルターワークが不要になり、感剤費などの消耗品の費用は浮きましたが、その分の費用がデジタル機器・ハードやソフトにかかり、作業時間も増加しました。

カメラでホワイトバランスが取れるようになっても、ライトの光源が数種類混ざったり、自然光と照明が混ざった場合は、どちらかの照明を基本としてホワイトバランスを取る必要があり、通常は被写体に当たっている光に合わせてホワイトバランスを取ります。

色温度(color temperature)に合わせて撮影出来るようにする事を、ホワイトバランスを取得すると言い、元々は放送・業務でのビデオ・ムービー撮影現場で白いボードを使い色温度を取っていた事から、スチールがデジタル化したときに同様にホワイトバランスと言う言葉を使うようになりました。

色温度は、青紫色光と赤色光のバランスの状態を、数値的に示したもので、高ければ青くなり、低ければ赤くなります。夜空に輝く星も、赤い星から青白い星まで、沢山の種類がありますが、星がそう見えるのも色温度のためです。(おおまかですが)

ケルビン(K)と言う単位を使い、0から10,000の範囲で数値化します。

実際には2000Kから8000K位の数値が使われます。

日の出や日没は2000K位で

太陽光の直射日光で5000K位

晴天の日陰でで8000K位 になります。

温度と言う言葉がついていても、普通の気温には関係ないので、色温度は高くなればなるほど、青く寒い感じなるのです。

色温度を理解することはライティングや写真撮影する上で、絵作りや技術を突き詰めていくと、とても重要な事になると思います。

スチール撮影では、18%反射率のニュートラルグレーのグレーカードと呼ばれるA4サイズほどのカードを使う事が多く、殆どの撮影はグレーカードを撮影時に被写体の前に写し込んで、現像ソフトでホワイトバランスを取ります。

カメラ本体でもホワイトバランスは取れますが、現像ソフトでも調整したほうが更に正確な色再現が出来ます。

ストロボを多灯ライティング(2灯以上)でライティングする場合はストロボのヘッドの発光チューブにより、色温度が100から200度の差が出たりするので、ストロボヘッド1灯ごとに、色温度を測り、調整する必要が生じます。

色温度100Kの差は6000K位ではあまり差を感じないのですが、(プロフェッショナルは分かると思います)3000K位の色温度では、100Kの差でも見て分かるようになり、低ければ差が目立ち、高くなれば目立たない現象がありますが、

ストロボの発光するワット数(パワー)を変えた場合も色温度が変化するので、高い色温度でのライティングでも調整したほうが発色は綺麗になります。

照明・ライティングの条件が変わっても色温度は変化します。

傘・アンブレラにバウンズすると、アンブレラの白い部分の色の影響により、色温度は変化します。

アンブレラは傘トレやトレペディフューズを意識してある程度、色温度が落ちないように、白がブルーっぽくなっている物もありますが、長く使い続けるとライトで焼けてアンバーっぽくなってきます。そうなると交換になるのですが、交換すると、古い物と比べて差が出てしまうので、レフやアンブレラはある程度したらまとめて交換する事をお勧めします。(色温度調整が楽になります。)

メインライトがアンブレラバウンズ+トレペディフューズで、

トップライトがアンブレラバウンズのみ、

キャッチライトにソフトボックス

バックライトにヘッド直のライティングなど、

4種類の照明方法が混ざると色温度も各光源で変わるので、モデル撮影の場合だと、モデルに右から当たる照明は適正でトップから当たる照明は少し青く、バックから当たる光はもっと青く、正面から当たるキャッチライトは少し赤いなどと、色のバランスの悪い写真が撮影されます。

現像ソフトで色温度のバランスが悪くなったものを修整しようとしても、光は混ざりあった部分と直接当たる部分など、角度・反射が変わるので、色調整は困難なものになります。

撮影意図として、各照明の色温度の差異があるのは良いのですが、意図していないのであれば、各照明・灯体の色温度に差異がるのは、撮影をコントロール出来てないとも解釈できます。

照明の灯体ごとに補正をする必要がある場合は、各灯体のリフレクターなどに、ライトにフィルターを付けて補正する必要があります。コンバージョンフィルターと呼ばれる、色温度を調整する目的で作られたもので、映画や放送のムービー撮影では、よく使用されているもので、色温度を細かく調整するために使われるもので、B-1からB-6は、色温度を上げて、A-1からA-5は色温度を下げるために使用します。

撮影現場では、上記のコンバージョンフィルターを1cmから3cmほどの幅で細長く切って、ライトのリフレクターや、ボックスのディフューザーなどにテープで張って、色温度を調整しています。

フィルター1本で色温度が100K分・50K分と太さを調整すると使い易いです。

詳細に色温度を測る事はカメラ単体では不可能なため、カラーメーターを使用します。カラーメーターは10K単位で色温度を入射式で計るものが一般的で、写真・映像用のカラーメーターは現在、セコニック、ケンコー・トキナーから発売されているものが使われています。

フィルムで撮影していた時期は、ミノルタのメーターがメインでしたが、ミノルタがコニカミノルタフォトイメージングに合併し、2011年に解散した経緯で、ミノルタのメーターは販売されなくなりましたが、

本来、大切に使えば長持ちする機材なので、オークションなどでは、現在も結構な高値で取引されています。(ケンコー・トキナーで修理を受け付けてくれる機種もあるため)

カラーメーターは15万円から17万円ほどする機材なので、レンズやストロボに費用を回して、カラーメーターまでは手が出ないと言うフォトグラファーも多いのですが、カラーメーターを使っているフォトグラファーは、一度使ったら手放せないと言うほどで、色彩を忠実に再現させるのに、必須の機材です。

各灯体の色温度を調整した映像・写真と、調整していないものを比べると、色のヌケの良さに違いが出てきます。

そして、色温度が調整されていない光源で撮影された映像・写真は、少し濁ったような印象を受ける事があり、ヌケの悪い写真になりがちで、現像ソフト・レタッチソフトを使用しても、完全な補正は難しく、不可能な場合も多いので、事前の色温度管理は、必須です。

色温度管理は、ファッション・モデル撮影での、モデルの肌の色、服の色、フード・料理撮影での、食材・料理の色に深く関係し、影響を与えます。

カラーメーターを使いこなす事は、広告・雑誌・営業写真など、フォトグラファーのジャンルを問わずに必須な事でしょう。

デジタル撮影でホワイトバランス調整が楽になった撮影現場には、カラーメーターを使用する光景は見なくなってきて、ストロボメーター・露出計も使用しないフォトグラファーも増えています(撮ればすぐに適正露出かどうか見れるから・・ですが、ライトバランスは計らないと正確には出せません)

各灯体の出力・明るさを数値で把握して、色温度調整・管理する事は、ワンランク上の撮影(普通なのですが・・)をするための基本条件です。

ファッション撮影でも、商品撮影でも、露出・色温度管理の基本は大切と言う事で、ヌケの良い発色の映像・写真を撮りたいものです。

今回はここまで。

 

 

 

 

 

 

モデル撮影とファッション撮影、そしてギャランティー

投稿日:2015年3月4日

季節の変わり目には、WEB・カタログ撮影で、モデル撮影とファッション撮影と言った、アパレル関係の撮影が始まります。リアルクローズの撮影になると、毎週のようにファッションアイテムが入れ替わるので、毎週撮影、毎日撮影といった場合もあります。

撮影の大半はスタジオでのファッション撮影、アパレルアイテムの商品撮影と、

スタジオでのモデル撮影になりますが、ページの構成次第で野外ロケ撮影、ハウススタジオロケ撮影など、発生します。

野外ロケ撮影は天気も考慮しないといけないので大変ですが、自然な光と空間の作る写真は、スタジオでは、撮れない良さがあり、ロケの手間を考えても、それだけの写真・映像効果が期待できます。

ロケ撮影は早朝から昼過ぎから3時間位が勝負なので、日の傾きと闘いになります。

ストロボを使ったり、HMIと言う自然光に近いライトもありますが、自然光には敵いません

流通・通販カタログやWEBのページ数・情報量の多い媒体では、

撮影の香盤表を上手く組み立て、時間通りに撮影を進め事が重要で、

それ以前のロケハン(ロケーションハンティング)を入念にしておく事は更に重要です。

撮影の前にすでにある程度、結果が見えるように撮影を進めないと、気合勝負の苦しい戦いの撮影になるので、ロケでの準備は大切です。

話はかわって、モデル撮影の場合は、モデルによって使用料金が違うのは容易に想像できると思いますが、現実的に売れてるモデルと駆け出しのモデルで比べるとギャランティーは100倍位の差が出ます。使用期間は3か月・6か月・1年で料金が変わります。

数万円から数百万円の差がでるのは、タレントや芸人さんと同じなのでしょう。

フォトグラファーはどうかと言うと、日本を含めて世界規模で見れば、1日のモデル撮影で1000万と言うフォトグラファーもいますし、有名雑誌の月間契約でモデル撮影をして、月に500万から1000万を稼ぐフォトグラファーもいる事は確かです。

小さな日本に戻ると、1日数万円で撮影をしているフォトグラファーが多数いる訳で、どんなに高額を稼ぐフォトグラファーでも、1日100万円前後が知っている限りです。

その差はなんだろうと、アメリカの売れてるフォトグラファーに聞くと、

日本と欧米のシステムの差で、日本では、ピンときませんが、アメリカではフォトグラファーがデザイナーや印刷会社を手配するのが普通だそうで、(ファッション・モデル撮影の世界以外はよく知りませんが)

フォトグラファーの主導権が日本で言うアートディレクター(以下AD)のような感じです。

また、全てのクリエイティブスタッフを率いるリーダーでもあり、監督でもあるようです。

日本でも、アートディレクションをするフォトグラファーは存在しますが、まだ少数です。

自分で全てを決定して撮影するフォトグラファーと、デザイナーやADに依存して、絵作りだけするフォトグラファーとの立場の違いはギャランティーに大きく差が出るのでしょう。

ファッション・モード写真と言いますが、モード・時の潮流に乗って、主導権を持つ事が、

ファッション・モデル撮影の世界で這い上がって生き残る術なのでしょう。

日本人でも、まだ知る限り、1~2名しか、世界のトップで活躍するファッションフォトグラファーはいないようです。

モデルもフォトグラファーも、ヘアメーク・スタイリストにも、ライバルと新人の多い厳しい世界ですね。 それでも、続けていく事、撮影し続ける事が大切なのでしょう。

今回はここまで。

ファッション・モデル撮影

悩みは尽きない、それでも写真は撮り続ける。

 

 

広告写真と撮影小道具の重要性

投稿日:2015年2月20日


ファッション撮影
フード撮影インテリア撮影ジュエリー撮影など、何を撮影するにしても、小道具や演出品が必要な時があり、その都度、スタイリスト、もしくはコーディネーター・フォトグラファーが小道具を集め、レンタル、購入し、撮影前の準備での、仕事量も、撮影と同じかそれ以上の労力と費用を要します。

今回は広告撮影で使用する、小道具・演出品について、お話します。

アパレル商品のファッションカタログ撮影で、モデル撮影・ファッション撮影する場合には、商品に合わせる、靴やバック、アクセサリーなどが、常に必要になります。

スタイリストが各アイテム・商品に対してのコーディネートをモデルのサイズに合わせて、考え、提案していく訳ですが、この仕事は、カタログ撮影など、ページ数の多い撮影になると、コーディネートの打ち合わせと準備で半端なく時間がかかります。

カタログ一冊の打ち合わせで1週間ほどかかり、集めにまた同じ位かかったりと、常に時間との闘いを求められる作業になり、寝る時間も削る事もよくあるようです。

なれた経験のあるスタイリストは着回しのいい、ファッションアイテムは手持ちで持っている人が多く、

スタジオ玄でも、着回しのいい、ベーシックなパンツ、カットソー、ソックス各種、ヒールなど、ファッションに関するベーシックなトップス、ボトム、小物は、バックヤードに常備してあり、これを使用する場合は通常のリース料金より、かなり軽減できます。

通常のリースとは、最新のファッションアイテムを売るための撮影では、合わせるアイテムも、最新のデザインで合わしたい場合で、

南青山などに、いくつかにあるような、ファッションレンタルショップで、リースする事で、リース料金も、売値の30%位かかるので、リース代で何十万とかかるので、予算もかかります。(買うよりは安価に済むので仕方が無い)

撮影後にリースしたファッションアイテムの返却もしなくてはならないので、スタイリストは、一日の撮影の為に最低でも打ち合わせを含めると3~4日位は作業をする事になります。これを考えるとヘアーメイクさんは、打ち合わせと当日のメークだけなので、かかる日数はスタイリストが断然多いですね。

アパレルでの撮影小道具以外にも、フード撮影では、食器・器・カテラリー・テーブルクロス・天板など、小道具が必要になり、撮影商品である、食品や食材・料理が引き立つように、コーディネートします。この作業はフードコーディネーターがする事が多く、フードコーディネーターもスタイリスト同様、かかる日数の多い仕事です。

インテリア撮影で、家具や寝具、収納、カーテンなど、撮影する際も同様、スタイリストが小道具を集める訳ですが、収納を見せるための撮影で、壁面収納やクローゼットの撮影になると、収納を見せる分だけの、小物が必要になるので、ちょっとした引っ越しのような数の小道具・雑貨・衣服が必要になり、撮影よりも準備の方が大変ですね。

何かと小道具が必要な広告写真の撮影、スタジオ玄では小道具の管理だけで50坪(165㎡位、殆ど一軒家なみ)のストックヤードで保管・管理しています。

レンタルショップや買い物に、行かなくても、ストックヤードに行けば、大半の小道具があるので、非常に重宝しています。(その分、家賃と管理の負担はありますが・・)

演出品や小道具の重要性は実際に撮影現場にいないと分からないかもしれませんが、公告写真やファッションカタログの写真で小道具、演出品を観察すると、その写真の意味合いが見えてきます。

実際撮影現場では、この小道具は必要か否か?どれにするか?色合いは?と、打ち合わせで決めていても、現場で変更もあったりと、撮影の中ではメイン・主役ではない小道具も、名脇役として活躍しているのです。

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さりげない、モデルのイメージシーン撮影でも、小道具はたくさん使用されます。

 

 

 

フォトグラファーから見る、ブランディング・商品撮影・ファッション撮影

投稿日:2014年4月21日

広告撮影の世界、ファッション撮影の世界では、「ブランディング」と言う単語がよく使われます。

この言葉以上にマーケティングと言う言葉が広告の世界では使われています。

マーケティングは(顧客)が求める商品・サービスなどを、顧客が効果的に得られるようにする活動の概念と言われています。

ひとつの商品・サービスが世に出て、顧客に届くまでの過程で、企業は市場調査をして、価格を決めて、宣伝をして、流通(マーチャンダイジング・店舗設置や販売促進)していく、この全てがマーケティングです。

4Pや4Cなど、マーケティングの世界では専門用語が沢山ありますが、

今回はファッション撮影・商品撮影ムービー撮影に密接に関係しているブランディングについて、お話します。

検索エンジンでブランディング・フォトグラファーを検索すると、

個人の人物を撮影する事を、ブランディング・フォトと位置付ける、フォトグラファー・スタジオもあれば、

企業の会社案内などを企画して撮影する事を含んで、企業ブランディングと言う会社もあります。

双方どちらも正しく、ブランディングは商品価値、人物価値、企業価値など、価値感のイメージアップを意味する事なので、個人・商品・企業、のイメージアップ戦略を絶え間なく続けている事が大切なようです。

フォトグラファーでも、木村伊兵衛賞や数々の広告賞などを受賞してるフォトグラファーと、撮影スタジオで20年近く撮影を続けてきた無名の商業フォトグラファーを比較した場合、

上場企業の広告撮影などでは、フォトグラファーの肩書をクライアントが気にする事があるので、ブランディングの差で肩書の立派なフォトグラファーが良い仕事を得る事が多く、実際そのようです。

賞以外にもどれだけ、有名な広告の仕事や雑誌の仕事をこなしているかも重要になってきます。良い仕事を完璧に仕上げれば、また同等の仕事を増やす事が可能でしょう。

予算がなく、ギャランティーがブランド力を持つフォトグラファーを使えない場合などに、紹介などで、無名のフォトグラファーに仕事が回ってきて、そこから信用を得て、這い上がるフォトグラファーもいるかもしれません。

自分のブランド力を上げるために常に意識を持って撮影行動努力をしているフォトグラファー

仕事をこなしてきてるが、自身のブランド力を上げる撮影行動努力をしてないフォトグラファー

この2者の差は一見、あまりないのですが、長い目で見ると歴然とした差が出るのでしょう。

企業・商品でも、ブランド力は大きく、同じポテトチップスを買うにも、無名のメーカーが80g70円でカルビーが77g100円だとすると、無名メーカーの方が30円安くて量が多くても100円のカルビーを買うかもしれません。

それでも、消耗品・食料品は同じなら安いほうを買う場合も考えられますが、

贅沢品、電気製品、自動車などになってくると、ブランド名を見て買うようになっているはずで、

無名のバックに2万円だして買うより、コーチのバックに倍の4万円だした方が良い買い物をしたと感じる人も多いでしょう。倍だしても良いと思わせる、満足・安心感を得られるのが、ブランド力かもしれません。

電気製品も出来れば日本製を買いたいと思ったりします。これも日本と言うブランドを各メーカーが努力して築いてきた結果なのでしょう。

ブランディングは、良い商品・サービスを提供し続ければ、自然と付いてくるように思われますが、商品・サービスは特別優れてなくても、イメージ戦略で成功している商品・企業も多数あることも事実です。

写真やムービーはブランド力をアップさせる為に、人物撮影や商品撮影、ファッション撮影などで、見た目を最大限にアップさせて、顧客に伝えたい情報・サービスを的確に伝える事が出来ます。

ある商品を作りたいと、売りたいと思った時点で、ブランディングは始まります。モデルを使ってイメージ写真が撮りたいと思った時点で、ブランディングは始まっています。主な顧客となる年代は? ブランドイメージにあったモデルはどんなモデルか?コンセプトは、価格設定は?発売時期は?どんなサービスを提供するか?など、考える事は楽しくも苦しくも沢山出てきます。

そんな時に、写真やムービーでイメージを具現化すると、その商品・サービスのブランドの姿が見えてくるかと思います。

特に写真は言葉を必要とせずに、目に伝える媒体です。言語を問わずに見せる事が可能なので、ブランドイメージを伝えるには、最適なコミュニケーションツールでもあると思います。

見れば分かる写真よりも、見れば魅せられるへ、商品撮影・ファッション撮影で、ブランディング・ブランド力を引き出せる写真・ムービーを撮影していきたいものです。

今回はここまで。

アクセサリーのためのファッション撮影01

ブランディング・ファッション撮影01

アクセサリーのためのファッション撮影02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビデオ・ムービー撮影と写真撮影の同時進行・CM撮影・ビデオプロモーションについて

投稿日:2014年1月7日

映像制作では、DSLR・デジタル一眼レフのムービー機能が向上し、

安価なデジタル一眼でムービー撮影が可能になりました。スチールカメラマンから、ムービーカメラマンを始めて、編集・ディレクションまでこなすフォトグラファーも増えてきたようです。

スタジオ玄の写真・スチールの撮影では、フォトグラファーのディレクションで撮影・納品が完結する撮影現場が多く、7割以上はカメラマン・フォトグラファーの判断で撮影が進行して、

残りの3割位は広告写真撮影では、アートディレクター・デザイナーが立ち会って、クライアントに最終確認をその場で行う撮影です。

スチール撮影のチーム編成は広告のファッションモデル撮影なら、フォトグラファー・ヘアーメイク・スタイリスト・各アシスタント、ロケの場合はロケコーディネーターとロケバス運転手が増えて、その現場にクライアント・アートディレクター・デザイナーが、立ち会う事になります。

ムービー撮影の場合は映像・ムービーディレクターが重要な存在になります。

ディレクターは日本語で言うと監督になります。撮影現場でも監督と呼びます。

ムービー撮影・ビデオ撮影のディレクターは企画・コンテ作りから現場では監督的な動きをして、最終の編集作業までの管理・作業をして、スケジュール制作・出演者やスタッフ構成、費用計算もします。セリフ回し、演技指導など、ディレクターの仕事は媒体・内容に応じて多種多様です。その助けとしてADが存在します。スタジオ玄では、ADと言う立場のスタッフはいませんが、現場単位でディレクターがアシスタントを用意して対応しています。

アシスタントディレクターとアートディレクターを略すと同じADになってしまうのは、仕方ないのでしょうか。呼び方を変えて欲しいですね。

大きな撮影ではプロデューサーも重要なります。プロデューサーの仕事はおおまかに言うと、スタッフを集める事です。各方面に面識が広く、コミュニケーション・ネゴシエーションの能力が高い人が敏腕プロデューサーと言われています。最終的な精算などもプロデューサーの仕事です。

実際の映像制作の進行過程は制作会社よって様々で、

ディレクター中心の場合と、

プロデューサー中心の場合に二つに分かれています。

個人的には、監督・ディレクターが頑張っている映像の方が面白いものが多い気がします。

ある程度のビックネームの脚本・監督・ディレクターの名前で、映画、CM、ドラマの面白さが予想出来るようになれば、映像通ですね。

スタジオ玄のディレクターは、企画から脚本制作、現場での監督・演出、撮影後の編集までこなしています(仕事の内容で変化はします)。

映像制作の依頼はTVCMから店頭POP用のCMまで様々で、1つのCM映像を完成させるまで、制作期間は1週間から3か月以上かかる場合もあり、1つの仕事に向かう時間はスチール撮影の写真の納品に比べて、何倍にもなります。

本題のビデオ・ムービー撮影とスチール・写真撮影の同時撮影です。

CMでの、スチール撮影とムービー撮影を同時にするのは、20年前頃は、スチールフォトグラファーが、出演者の空き時間にスチールの撮影をするのが通例で、巨大なCムービーの撮影セットの隅や、別室などに、スチールのセットを作って、ムービーのセットチェンジなどの合間を縫って撮影したものです。

ただし、ムービーの制作が優先されるので、

ムービー撮影が予定通り進まない、押している状態だと、スチールフォトグラファーの撮影時間は極端に削られていき、何時間も待たされる事も多くありました。

撮影スタジオに朝9時に入って、スチール撮影が始まるのが、翌日の朝5時で、撮影時間は15分以内(実際5分位しかなかったり)など、スチール撮影は常に長い待ちとスピードを要される事が多かったものです。これは大規模な撮影でのお話ですが・・・。

スタジオ玄でムービーとスチールが同時に撮影される場合は内容に応じて、

ムービー・スチールをカメラマン一人で両方撮影する場合と、

スチールフォトグラファーとムービーカメラマンが一人ずつの撮影に分かれます。

ムービーを優先してスチールを撮影するか、スチールを優先してむーびーを撮影するかによって、撮影進行もスタッフ編成は変わります。

使用カメラもDSLR一眼デジカメムービーなのか、AVCHDのFULLHDビデオカメラか、それ以上のクラスのカメラ・特殊カメラ(ハイスピードなど)、ムービーカメラの選択肢は様々です。

ムービーとスチールを両方撮影した場合、スタッフをコーディネート会社や制作会社から集めると、いわゆる中間マージンの発生します。中間マージンとは人材派遣会社などが、スタッフを派遣する時に、請求金額から25%から30%位のマージンを派遣紹介手数料として差し引く分で、

CM撮影、ムービー撮影でも、同様な事が発生します。

スタジオ玄のスタッフ編成の場合は殆どのスタッフを社内で完結出来るので、無駄な中間マージン・仲介手数料は発生させない事が可能です。どこかの不動産屋のような感じですが、誰でも無駄な出費は防ぎたいものです。

ビデオ・ムービー撮影、スチール撮影、写真撮影、CM撮影で予算にお困りの時は弊社にご相談頂けたら、幸いです。

続きはまた次回にします。

CM、店頭VP、プロモーションムービー作品の実例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォトグラファーのファッション撮影と人物撮影での日中シンクロ撮影とは

投稿日:2012年10月9日

モデル・ファッション撮影、人物撮影でよく使われる手法で日中シンクロ撮影は、ストロボの明るさを優先させて、人物の背景を暗くしたり、背景が明るく飛びすぎないように、調整するライティング手段です。背景を暗くした場合は雰囲気のあるファッション・モード撮影のような感じになり、飛びすぎないように調整した場合は自然なポートレートに見えるはずです。

この日中シンクロの利点は日光を反射させたレフ版などでモデルさん、女優・俳優さん、アーティスト・被写体の目を眩しくしない事と、背景の明るさをコントロール出来る事、そして、ストロボの閃光速度で(小型のグリップストロボでも8000分の1位は可能)被写体をぴたっと止めて、動きのあるモデル・ファッション撮影が可能になる事です。

ストロボにアンブレラやソフトボックスを使用すれば、それなりに大きな範囲で照明出来るので、全身のポージングで撮影しても綺麗な日中シンクロ撮影が出きるはずです。

実際、ファッション撮影の現場では、アンブレラとグリップストロボとレフ版だけのシンプルなライティングで撮影する事も多く、シンプルであればある程、撮影者・フォトグラファーの微妙なコントロールが撮影画像にセンスと実力として大きく見えてくるものです。

大げさなスタジオ用ストロボを使用しなくても、ガイドナンバーが32位のクリップオンストロボでも十分効果的な日中シンクロが可能で、現行機種ではありませんが、ニコンのSB800などは高速ストロボとしても高性能で手頃な価格で手に入るので、お勧めです。

背景の空の色を調整したい時などは、日中シンクロプラス、偏光フィルター(サーキュラーPLなど)を使用すると、晴れの空を、雰囲気よく暗くしたり出来ます。今のカメラは殆どがAF(オートフォーカス)撮影が可能なので、モデル撮影でピント・フォーカスが合わないと言う事はないでしょう。

人物・ファッション撮影はちょっとしたアイディアと工夫で楽しく、クリエイティブに出来るものです。日中シンクロはタレント・アーティストの宣材撮影でもお勧めの撮影方法です。

今回はここまで

趣向を変えたい時にお勧めの人物撮影方法です。

撮影 スタジオ玄

 

ファッション撮影の光質について考える

投稿日:2012年8月31日

広告撮影ファッション撮影モデル撮影の現場では、いつものように、光が硬いとか柔らかいとか、フラットだとか、コントラストが強いだの、ベタ光だのと、光について話をすることが非常に多く、光の質・光の感じについて、こだわりを持って、自作でライティング機材を作るフォトグラファーもいるくらいです。微妙な光の質の差でもフォトグラファーにとっては、大きな差に感じることも少なからずです。

光が硬い= 影が強く出る光 集光した光 直線的な光

光が柔らかい=影があまり出ない光 拡散した光ぐらいな意識ですね。

拡散してるか、集光してるか、バシっとしたいのか、フワっとしたいのか、言葉での表現はいろいろと出てきます。

今回は、ソフトな感じにライティングする場合のセッティングについて考えます。

モデル撮影などで、一般的なライティングは、アンブレラ(傘)とトレーシングペーパー(トレペ)を使った、バウンズ(反射)とディフューズ(透過)を利用した、ソフトなライティングです。

スタジオ玄では、通称「傘トレ」と読んでいます。実際はトレペを使用すると資源も無駄と作る手間がかかるので、紗幕を使ったオールアンブレラ・ディヒューザー(コメット製ではこう呼んでます)などを使用する事が殆どです。

私の知っている限りでは、傘トレの種類は大きく分けて2種類あります。目玉ありと目玉無しです。目玉とは、ストロボの発光ヘッドの部分で、発光ヘッドまで覆い尽くすのが目玉無し、発光ヘッドをまで覆わずに周囲のみを覆うのを目玉有りと呼んでいます。(スタジオエビスでは、そう言ってました)

傘トレはキャッチライトに使われたりします。キャッチライトとは、人物撮影をする時に使う用語で、目の中・瞳の中に映り込む、黒目の輝きの部分で、人物撮影・モデル撮影では重要なラインティングの要素です。

目玉なしの傘トレでは、傘が白で全て覆われているので、瞳への映り込みも白い丸になります。目玉有りの場合は中心のヘッドの部分が包まれず出たままなので、瞳への映り込みは、ドーナッツ型になります。最近では、LEDやリングストロボなどを使用してキャッチライトをハートの形にしたり、星のカタチにしているのを、見る事も多くなりました。

キャッチライトの話はここまで、傘トレの効果についての説明です、

傘トレの光は傘に反射・バウンズしている光を更に、紗幕・トレペなどで透過・ディヒューズしているので、傘バウンズよりも柔らかいのは当然の事ながら、狭い・タイトな撮影場所で柔らかいライティングをしたい時に効果の高いライティングです。

傘バウンズの前にトレペ・紗幕などを垂らしたり、立てたりする方が、ソフトで柔らかい光を作ることはコントロールしやすいのですが、ライトの移動に柔軟さがなくなります。

傘トレの場合は発光ヘッドと傘とトレペ・紗幕が一体化しているので、移動を瞬時にできます。スピード感と自然な雰囲気を求める、ファッション撮影・モデル撮影などでは、重宝するライティングです。 顔に現れる影も自然で柔らかく、被写体のフロントからの一灯、一台でも雰囲気の良いライティングが出来るかと思います。

半逆光に手前から傘トレでのライティングでのアパレル・モデル撮影、自然に影を消しています。

 
撮影スタジオ玄

アパレル撮影 モデル撮影

投稿日:2012年8月3日

アパレルファッションカタログ撮影のお話を少し、リアルクローズ(現実性のある服)の撮影は、モード系のファッション誌とは、また趣向の変わる撮影になります。

クライアントの多くは服のディティールや機能・形・色を見せたいと思っており、モデルは完全なマネキン状態になることも、しばしばですが、レベルの高いファッションモデルはどんな服も上手く着こなして見せる事が完璧に出来ます。モデルで写真の良し悪しが大きく左右されます。

フォトグラファーがする仕事はその撮影環境を、ライティングやセッティングで演出する事と、服の状態・モデルの表情・ポーズがベストの時にシャッターを切る事だと思います。

それとは別の流れで、一般的な普通の人をモデルにして、無造作(に演出してる)に自然に撮影するスタイルも増えてきて、それがスタンダードになっているファッションカタログもありますね。

現実的なイメージで親しみを感じるので、購買者に自然に馴染む感じがします。

リアルクローズもモードファッションも表現は人の数だけ多様にあるものだと思っていますが、表現においては無限の引き出しのあるフォトグラファーになりたいものです。

気持ち無造作
撮影 スタジオ玄

綺麗な顔写真・ポートレート・宣材写真とは

投稿日:2012年7月20日

面接用顔写真や、オーディション用写真・プロフィール用の顔写真など、自分の顔写真をさりげなく綺麗に撮りたいと思う方は多いかと思います。

私が顔写真を撮影するときに注意してる点は、

.ヘアースタイル・メークの仕方を十分納得するまで打ち合わせする。

(被写体と相性が良さそうなメークさん、スタイリストさんを選ぶ事もします)

・顔が一番綺麗な角度を本人に聞いたり、自分で探して見る。

・被写体の顔に合わせて照明・ライティングを調整する。

(みんな同じライティング・照明では、その人の個性は出せません)

・表情を作るのみ慣れてない方の場合は許せる時間の限り、その人の表情を追うため、会話を軽くしながら撮影する。

(代わりにアシスタントが話したり、マネージャーが話すのも有り)

・撮影してる途中に良い感じだと思ったら、デジカメの利点を生かして、すぐにお見せしてモデルさん・被写体様に安心してもらう。

・ベストショットが撮れたら、アングルを変えたり、寄ったり引いたりしながら、

選択肢・バリエーションを増やす。

.不自然に見えない範囲で肌のアレや明るさを修正する。

最後に顔写真を撮影させてもらう事は、モデルさんや慣れてる方には普通の事ですが、慣れてない方、写真嫌いの方には苦痛になる事なので、お医者さんのように、事前にこんな感じになると思う事を事前説明をしっかりする事も重要です。

誰でも撮れる顔写真よりも、自分にしか撮れない雰囲気と仕上がりを求め続けましょう。

男性のさり気ないしぐさを演出する事も宣材写真では必要です。

 
撮影 スタジオ玄

カテゴリー:モデル撮影, 宣材写真

野外ロケでのファッション撮影・モデル撮影について

投稿日:2012年6月26日

ロケでのファッション撮影は、商品である服を綺麗に見せる事と同時に時間との闘いです。

特に日照時間の短い冬季は厳しいものです。その反面、湿度が低いので、遠くまで景色が良く見えるので、風景を生かしたファッション撮影は冬がベストでしょう。

夏の青空は夏しか撮影出来ませんが、真冬の空を夏空に合成修正する事も多い依頼です。

広告制作の都合上、冬には春夏もの、夏には秋冬ものと3ヶ月以上先に発売・発表される商品の撮影が殆どなので、夏に冬用のコートの撮影をして、真冬に春夏ものカットソーの撮影するのが、普通の事なので、モデルにとっては、夏に超厚着して、冬に超薄着することになるので、辛いですね。仕事なので、撮影機材と一緒に用意しておく、使い捨てカイロを体の見えない部分に貼って、頑張ってもらいます。

カメラマンとスタイリスト、ヘアーメイクは撮影中、常に迅速に動き続けます、1カット数分でモデル撮影が進めば、モデルの負担が減り、真冬に寒空の中で、真夏に涼風を受けるような涼やかな表情も撮影可能です。真夏でも数分なら、コート来て暖かそうな表情も出来るでしょう。

ロケにいった際には、モデル撮影後に、いつも背景だけの写真を撮るようにしています。もし、背景が気に入らない場合は人物を切り抜いて、別の背景と合成して使うためです。

撮影は段取りが一番重要だと思っています。実行が厳しい香盤表(予定表)にならないように、移動時間から食事の時間まで計算します。

私はロケで雨になった事はありませんが、運悪く雨になったとしても、予備日を抑える事が出来ないスケジュールだと、雨でも撮れる環境を確保しておく必要もありますね。

最近は環境光までを計算して背景と人物を合成しても違和感がまったく無いほどまでに画像処理のクオリティーも上がってきました。CGで仮想のハウススタジオを作る事も可能になりました。

天気・時間を気にせずに、あたかも野外ロケに行ったように合成撮影できるので、タレントを使用した広告で、合成をしてないものを見た事が無い位に、背景合成はあたりまえになっています。

合成でも、ロケでも、いい光と、いい雰囲気で撮影したいものです。

いろいろ凝って撮影しても、最後には自然なポートレートが見たいですね。
撮影 スタジオ玄

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