広告写真の撮り方 : ギャランティー

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広告の商品写真撮影(動画撮影)と価格・料金・見積もり

投稿日:2017年4月25日

 

広告写真広告動画の中での重要なジャンルは商品写真や単品撮影、スティルライフ(静物画)は、写真の基本を把握していないと撮影出来ないものです。

撮影業界で有名な日本最大規模の広告写真スタジオも商品撮影、物撮りを中心に撮影を続けてきた会社が基礎になっているように、人物撮影や食品撮影のイメージ撮影とは、また違う世界です、

職人的な知識と技術にクリエイティブな発想とアイディアを込める事で、単なる物撮りを広告写真として価値感を高めていく事が商品撮影のあるべきところと思っています。

商品が、ただ視覚的に写っているだけ写真なのか、

商品を際立たせて、商品の持つ意味を表現出来ている写真なのか、

同じ商品を撮影しても、考え方、撮り方でまったく違う写真になるのが、商品撮影の面白さであり、奥の深さだと思います。

商品撮影を依頼するクラアントが求める事をあげると、

1.商品を正確に見せて(色、柄、形状、大きさ、質感)撮影してほしい。

これは、適正なライティングと撮影アングル、レンズの設定、キチンと撮影する事ですね。(精密な映像・写真資料が必要な時など)

2.商品をもっと良く見えるように(良い商品に見えるように)撮影してほしい。

ライティングで演出したり、技術的な手を加えて、商品を良く見せるように、1と同じようですが、人物で言えば、証明写真とグラビア撮影(修正有の・・)のような差ですね。

3.商品が売れるように、イメージ演出・効果を加えて撮影してほしい。(高級感、爽快感など抽象的表現を具現化)

部屋やロケでシーン撮影やモデルを使った撮影、商品撮影とは違う、イメージ撮影、デザイナーやフォトグラファーがどう演出して撮影するかを考えて設定する商品イメージ撮影です。

4.予算を抑えて撮影してほしい。(または予算内で最大限の効果のある撮影をしてほしい)

一番、気になるのは撮影料金です。安ければ良いに越した事はありません。スタジオの使用料金、機材費、消耗品代、フォトグラファーの技術料、ギャラなど、全てを適正な価格にして、そこから、何を減らすか、増やすかして、求める撮影予算に近づけます。フォトグラファーの人件費の相場はネットで調べると出てきますが、1日撮影して8万~20万とも言われています。(100万円~2000万の会社やフォトグラファーも存在しますが・・・)

1日で8~20万円以上と言うと、良い稼ぎに見えますが、

実際の業務では、事前の打ち合わせや見積もりで半日(1時間の打ち合わせでも前後の時間は潰れますから、他の撮影を入れる事が難しくなります)

そして撮影で1日(早朝から深夜でも、料金が変わらない場合が殆どです)

更に、クラアンントの希望とフォトグラファーの仕事の仕方次第ですが、

撮影後の画像処理や写真の選別などで、その後に半日~2日ほど費やしたりと、合計で実際2日から3日作業してる場合もあるので、その分の人件費を考慮して、実際には、月に10日ほど(10回撮影)しか撮影が出来ないとして(ただ、そんなに都合よく撮影予定は組めず、撮影予定が重なる事が殆どで、週に2回撮影が組めれば良い方です。)

フリーフォトグラファーでも個人スタジオを構えていれば、スタジオの賃貸料(所有物件ならば税金と維持費)、光熱費、アシスタント料金、機材のメインテナンス費や購入費各種保険、税金など、撮影ロケで使う車両代、(弊社では機材費用だけでも毎年、数百万円以上の追加購入費用や修理代金などがかかります)など、収入と出費を計算すると、数%の黒字か赤字と言う状態を繰り返してギリギリで綱渡り状態になる場合もあるでしょう。

飲食店なら、安い美味いを掲げて、回転率を上げて、無駄を省き広くチェーン展開すれば、原価率に近い提供単価を設定しても、利益は上げられるものです。(人材の教育と雇用が大変そうですが・・)

スーパーマーケットなども、安く大量に仕入れて安く大量に売る事で利益を上げています。(薄利多売は大変でしょうが、家計が助かります)

写真撮影・映像制作やデザイン制作の場合は会社単位で仕事しているにしても、最終的には個人作業の連携であり、この作業量には限りがあるため、簡単に人を増やす事が難しく、スーパーや飲食店のように、大量に売る事も仕入れる事も難しい事です。(同じ写真・動画を大量に買う人はいないので・・・)

学生やパートをアルバイト雇用して、商品撮影を単価500円~と設定している会社も存在していて、設備もスタジオも最低限度の厳しい状態で経営しているため、スケジュールの余裕を持たす事が出来ないので、1週間前で変更・キャンセルでも料金が50%の発生などの撮影会社なども、見られます。

全てアウトソーシング・外注で連携してマージン・仲介料を取るだけで、成り立っていて、会社の概要も不明瞭案なグレーゾーンと呼べる撮影会社もネット検索の時代になって増えてきました。

撮影価格・料金には相場はありますが、業界標準の価格・料金設定は存在しません。業者により、バラツキがあります。

撮影価格・料金は、各広告代理店、印刷会社、デザイン会社などで、クライアントの希望に応じて見積りするので、同じ撮影をしても、価格が違う事も発生します。(それでも相場に落ち着く事が殆どです・・・)

現在はインターネットで検索すれば、撮影会社が何社も見つかるはずで、新規の撮影案件を依頼する時には、当然何社、何名かの見積もりを比べて撮影依頼を決定することでしょう。

価格を見て、撮影会社・個人の作品、会社の雰囲気、個人の技量・人柄などを総合的に判断して依頼をすると思います。

あとは実際に打ち合わせ、対応の仕方や、撮影の進行具合、写真・映像の仕上がりの良さで、また再度、撮影依頼をするか判断するでしょう。

大変な撮影であればあるほど、毎回違う撮影会社に依頼するのは、クライアントも制作会社も時間のロスとストレスになるので、難易度の高い撮影ほど、撮影依頼のリピート率は上がります。(それを問題なく撮影出来る、技術と経験・知識が必要です。)

弊社の撮影依頼の8割以上は5年以上、撮影依頼をリピートして頂いているクライアントで、取引先を退職して、再就職先で、また弊社に撮影依頼を発注して頂くと言う形でも撮影案件が増えています。(誠に有り難いことです。)

撮影会社であれば、撮影は出来て当然ですが、同じ撮影依頼を4社で撮影すれば、全てが違う結果になるのが、広告写真撮影・広告映像制作の難しい点です。

どこが優れている、劣っていると言うより、クライアントとの相性もあるかもしれませんが、最終的には、当然の事なのですが、人と人の繋がりをどれだけ重要に仕事をしているかが、大切な事ではないかと思います。

素晴らしいCM動画や広告写真も人の繋がりからですね。

広告商品写真撮影と料金と見積りの話が、別方向に飛躍しそうなので、

今回はここまで。

雑文にて失礼致しました。

 

 

 

 

 

モデル撮影とファッション撮影、そしてギャランティー

投稿日:2015年3月4日

季節の変わり目には、WEB・カタログ撮影で、モデル撮影とファッション撮影と言った、アパレル関係の撮影が始まります。リアルクローズの撮影になると、毎週のようにファッションアイテムが入れ替わるので、毎週撮影、毎日撮影といった場合もあります。

撮影の大半はスタジオでのファッション撮影、アパレルアイテムの商品撮影と、

スタジオでのモデル撮影になりますが、ページの構成次第で野外ロケ撮影、ハウススタジオロケ撮影など、発生します。

野外ロケ撮影は天気も考慮しないといけないので大変ですが、自然な光と空間の作る写真は、スタジオでは、撮れない良さがあり、ロケの手間を考えても、それだけの写真・映像効果が期待できます。

ロケ撮影は早朝から昼過ぎから3時間位が勝負なので、日の傾きと闘いになります。

ストロボを使ったり、CM撮影で常用されているHMIと言う自然光に近いライトもありますが、自然光には敵いません

流通・通販カタログやWEBのページ数・情報量の多い媒体では、

撮影の香盤表を上手く組み立て、時間通りに撮影を進め事が重要で、

それ以前のロケハン(ロケーションハンティング)を入念にしておく事は更に重要です。

撮影の前にすでにある程度、結果が見えるように撮影を進めないと、気合勝負の苦しい戦いの撮影になるので、ロケでの準備は大切です。

話はかわって、モデル撮影の場合は、モデルによって使用料金が違うのは容易に想像できると思いますが、現実的に売れてるモデルと駆け出しのモデルで比べるとギャランティーは100倍位の差が出ます。使用期間は3か月・6か月・1年で料金が変わります。

数万円から数百万円の差がでるのは、タレントや芸人さんと同じなのでしょう。

フォトグラファーはどうかと言うと、日本を含めて世界規模で見れば、1日のモデル撮影で1000万と言うフォトグラファーもいますし、有名雑誌の月間契約でモデル撮影をして、月に500万から1000万を稼ぐフォトグラファーもいる事は確かです。

小さな日本に戻ると、1日数万円で撮影をしているフォトグラファーが多数いる訳で、どんなに高額を稼ぐフォトグラファーでも、1日100万円前後が知っている限りです。

その差はなんだろうと、アメリカの売れてるフォトグラファーに聞くと、

日本と欧米のシステムの差で、日本では、ピンときませんが、アメリカではフォトグラファーがデザイナーや印刷会社を手配するのが普通だそうで、(ファッション・モデル撮影の世界以外はよく知りませんが)

フォトグラファーの主導権が日本で言うアートディレクター(以下AD)のような感じです。

また、全てのクリエイティブスタッフを率いるリーダーでもあり、監督でもあるようです。

日本でも、アートディレクションをするフォトグラファーは存在しますが、まだ少数です。

自分で全てを決定して撮影するフォトグラファーと、デザイナーやADに依存して、絵作りだけするフォトグラファーとの立場の違いはギャランティーに大きく差が出るのでしょう。

ファッション・モード写真と言いますが、モード・時の潮流に乗って、主導権を持つ事が、

ファッション・モデル撮影の世界で這い上がって生き残る術なのでしょう。

日本人でも、まだ知る限り、1~2名しか、世界のトップで活躍するファッションフォトグラファーはいないようです。

モデルもフォトグラファーも、ヘアメーク・スタイリストにも、ライバルと新人の多い厳しい世界ですね。 それでも、続けていく事、撮影し続ける事が大切なのでしょう。

今回はここまで。

ファッション・モデル撮影

悩みは尽きない、それでも写真は撮り続ける。

 

 

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