広告写真の撮り方

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動画メディアの変化と広告写真・動画CM

投稿日:2017年4月24日

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スマートフォンの普及で、2017年の現在で日本国内の2人に1人はインターネットを毎日使用しているそうです。私も毎日、メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング)・サービス、ショッピング、検索などで使っています。

1980年代から1990年代にパソコン通信のメインとなっていたニフティサーブなどのBBSや掲示板があった頃から、進化を続けて、現在のSNSと呼ばれる形態になってきました。

職業・所属・学歴・家族構成などを、ネット上に制限無しで公開している人も多くいるようですね。SNSが始まる前は、そんなことをするのは、芸能人・有名人位のものかと思っていましたが、スマートフォンの普及で世の中も大きく変化しました。ブログだけで月に数千万稼ぐブロガー、映像配信で現在平均年収740万円位の広告収入などを得るyoutuber(ユーチューバーとカタカナで書くと読み辛いです)と呼ばれる職業の登場(億単位を稼ぐ人も存在しますね)。

20年前には、こんな職業があるとは思えなかった。ゲームで賞金を稼ぐプロゲーマーなども存在しています。

今後の20年は極端に言えば、新聞の印刷が無くなり(すでに減っていますが、限りなく0に減る)、テレビ放送は第2のメディアになって(テレビCMの価値が下がる)民営放送局の合併もあるかもしれません、映像配信サービスやスマートフォンと連動するのが当たり前の各種サービスやビジネスが主流になり、(すでになっているとも言えますが、スマートフォンと言う呼び方も無いかも。)液晶が進化したペーパー液晶も実用化されて、教科書や雑誌の在り方も変わり、グーグルグラスのようなバーチャルなガジェットが普及しているものだと予想できます。通信も進化して、今の10倍は速度、通信料が増えて、電波を使う事も、電波塔や設備の維持を考えると、電波は非常通信用にしか使用されないかもしれません。

現在も液晶モニター・LED掲示板を使用した広告のシステムが確立され、キャンペーンの方法など即時に変更が出来るリアルタイムな広告に変わってきています。

私がよく行く駅の改札広告は、毎日広告の内容が変わっています。

時間によってターゲットを変えた広告ポスターを液晶モニターに表示しているのでしょうか?

電車の中でもトレインチャンネルなど動画コンテンツを毎日のように見ています。いつからか吊り革も広告媒体になり、新しい広告が目立っていますが、印刷物を車両に吊るす、中吊り広告は今だメインの座を守っているようです。(大体あれで発売される雑誌の内容を把握できますね)

印刷、映像、音声などのメディアの変化で、職業も変化します。様々なメディアが新しいメディアに吸収され飲み込まれて、新たなメディアが確立されて、デジタルコンテンツや動画コンテンツなどのワードも良く聞くようになりました。(看板がサイネージと呼ばれたり、呼び方を変えているだけですが)

映像・写真の撮影は20年前と変化があったかと言うと、機材の進化で、暗い場所でも綺麗に撮影が可能になったり、機材の軽量化でドローンのような新たな空撮機材の登場や、HDR(ハイダイナミックレンジ)でハイライトやシャドーがコントロールしやすくなった事、そして手振れを極限まで抑えて、滑らかに撮影が可能なジンバルやスタビライザーなど、4K/8Kムービー撮影など、進化は普段見てる、CM・ドラマ・映画などに、現れています。またバーチャル映像やCGのソフト(mayaなど)制作ツールとして、スタンダードなものとなってきました。 約30年前に車の撮影でレスポンス処理(画像処理をこう呼んでいました。)をしたいた時に想像していた世界にいる訳ですが、さほど自分は成長していませんね。それでも現役フォトグラファーとして、長生きはしたいものだと思うのです。

この先は更に、軽量化、高画質・高音質化、高機能化するのは想像がつきます。画像処理ソフトやプロの使うソフトは難しいほど自由なものが作れる、難解で自由なものでしたが、分かり易いインターフェースで直観的に使えるものも登場してくるでしょう。

人が生き続ける限り、ものごとは進み続けて、シンプルになったり、また複雑にもなります。そして淘汰されて、また進化して、現在の職業に対する考え方も変わります。

30年前まではフォトグラファーは花形職業に入るような職業でしたが、

今では、はっきり言って不人気職業です。完全実力世界の好きな人しか続けらない職業になりました。

映像を自らの表現として、クライアントに求められる映像・写真を制作出来るフォトグラファー・シネマトグラファーが、大手に広告代理店とクライアントに求められるのは、今も昔も普遍的な事です。

プロフェッショナル・職人として、商品などのイメージを撮影するフォトグラファーが求められる分野も大半を占めています。

様々な分野で求められる撮影するのが、広告写真・広告映像だとして、

youtuberなような、沢山動画コンテンツを再生される事を望んで動画制作をする人たちは、アーティストと呼ぶのでしょうか。(やっぱyoutuberとしか呼べないか) 子供も大人も国籍も関係なく、稼ぐ事が出来るyoutuberの登場は

個人が組織である、放送局を凌駕する可能性を感じさせる大きな変化です。

私自身もyoutubeに動画コンテンツをアップしていて、再生回数はあまり伸びていませんが、海外の知らない人が何人も、再生しているのは、面白いものです。これが何万人となるとビジネスになるのだから、目指す人が多いのも自然な事です。

youtubeなどで冒頭のCMを数秒でスキップ出来るようになっていますが、スキップする人が大半をしめていると思います。

スキップされる事を想定して5秒程で十分伝わるCMやメッセージが必要で、そう作られるのが当たり前になるのでしょう。

映像・写真のビジネスとして写真ブログや動画コンテンツ制作は、時代で時流で変化していくもので、変化について行くのではなく、変化を造っていく姿勢が大切なのだろうと思うのです。

かなりの雑文になりましたが、今回はここまで。

 

ECサイト・ネット販売・ブランディングと広告撮影

投稿日:2016年8月1日

ECサイト撮影スマートホン、タブレットの普及により、ECサイト、ネットショップが拡大、増加し、有名なところでは、アマゾンや楽天で買い物をする事が日常化してきました。60歳以降はまだ、紙媒体のカタログを利用しているようで、実際に中高年、高齢者向きの通信販売はカタログ・紙媒体のメディアからの注文が殆どのようです。

前置きはここまで、ECサイト(エレクトロニックコマース=電子商取引)は、ここ数年でかなり便利になっていますね。

その反面、ECサイト・ネット販売・ネットショップでは、実際に商品を手に取って見る事が出来ないので、商品が詳細に分かるように、アパレルの場合では、全体の写真、部分的な機能を見せる写真、素材を見せるアップカット写真、アパレルなら、モデルに着せてみせるモデルカット写真など、また角度が変えて、サイドカット写真、バックショット写真など、手に取らずとも雰囲気、大きさ、質感が伝わるように、撮影をする必要があり、一つの商品を紹介するためには、最低でも4カットは撮影しています。

商品の良さが伝わり、購買意欲を沸かせて、注文してもらうまでの間、商品写真をお客様を見続ける訳ですが、写真の撮り方の良し悪しで、注文数・売上が変わるのは、紙媒体のカタログショッピングの頃から変わらない、普遍的な事実です。

ECサイト、カタログショッピングの商品撮影モデル撮影では、商品を良く見せようと、ライティングや設定で、商品を綺麗に演出するので、実際に購入して、商品を手に取った時に「あれ写真となんか雰囲気が違うな」と感じる事もあると思いますが、そんな時はクーリングオフを利用して返品するのも、今の時代の買い物なのかと思います。

撮影している立場としては、商品を綺麗にアイロンして、質感が出るようにライティングしているので、嘘はないのですが、人物を綺麗に撮影するのと同じように、商品を出来るだけ美しく撮影しているので、写真と実物のギャップが生じるのは仕方無いことなのかもしれませんが、

最近では、そのギャップを埋めながらも綺麗に撮影することを目指す撮影の方法も考えだされています。例えば自然光のみで撮影をする事(また自然光に近いライティングで撮影)、しわなどを綺麗に見せようとするための綿なども入れずに風合いを生かした撮影法など、出来るだけ商品が実生活の中に見るように見えるように撮影も、大切なのかと思います。

ECサイト・ネットショップの撮影は、撮影を開始すると切れ目なく、商品の撮影が続き、

1日で100カット以上の撮影をする事もあります。常に同等以上の安定して撮影方法を持続させるための、経験と環境も必要になります。

なおかつ、ブランドサイトの撮影になると、そのブランドの雰囲気を損なわないように高級感など、ブランドカラーを重要にする事も考慮されます。ブランディングは以前も話をしていますが、そのブランド・企業が生き残る上で重要な事で、撮影会社・フォトグラファーはブランディングに対する撮影方法を常に意識して、広告写真を観察して、撮影に生かすようにしています。

ネットでECサイト撮影と検索すると、沢山の撮影会社が出てきますが、そのほとんどは、マンションの一室を改装して、1チームか2チームがやっと撮影出来るような、小規模の撮影会社が目立ちます。

ひどい場合は、スタジオ環境や撮影スタッフも紹介していないようなHP(ホームページ)の撮影会社も存在します。(時間単位での撮影料金の撮影会社に多いようです)

同時に何チームが必要かは、商品数・スケジュールで決まる事ですが、弊社では最大14チーム(フォトグラファーが14名、スタイリスト10名、商品管理4名)で稼働している事もありました。

規模が大きくなればなるほど、撮影スタジオの広さも必要になるので、スタジオ環境は非常に重要な課題になりますね。ある程度の規模を有した撮影会社でないと、すぐにキャパシティー(許容量)を超えてしまうので、注意が必要です。

ECサイト・ネットショッピングは個人レベルでも開業出来るものですが、写真は個人レベル・素人レベルでは、売上、注文に繋がらないものだと思います。

今回はここまで。

フォトグラファーと営業力

投稿日:2016年7月29日

広告撮影スタジオである弊社では、ある程度(5年以上位)の広告撮影のフォトグラファーになると、多少の差はあれ、ある程度の撮影を任せられるようになります。フリーフォトグラファーと違い、毎日、スタジオに入り、様々な撮影を経験するので、やる気次第で短期間である程度の実力を付ける事は出来ます。撮影が出来るようになったら、後は自分で撮影をして試行錯誤しながら、作品を増やしていく事になります。

最終的に目指すのは独立なのか、撮影スタジオの経営者になるのか、定年まで勤め上げるのか、やっぱり別の道を目指すのか、収入など含み、人生を左右する分岐点と選択が迫られます。

少し、古い話ですが、私は今から28年前にレンタルスタジオのスタジオマンからコマーシャルフォトの世界に入りました。毎日、違うタイプのフォトグラファーが来て撮影していくので、フォトグラファーの仕事の仕方の違いを、業務の中で観察して、覚える事が出来たのは、大きな経験になっています。

有名なフォトグラファーも無名ながら職人気質の腕の良いフォトグラファーも、スタジオに訪れます。皆フリーランスフォトグラファーなので、自前のスタジオを持っている人は殆どいません。自宅を改造したり、マンションのリビング部分を撮影スタジオにしているフォトグラファーもいましたが、

環境の整った、レンタルスタジオには、予約が絶えない状態でした。

(28年たった現在では、ハウススタジオがレンタルのメインになっています)

数年でレンタルスタジオのスタジオマンを卒業して、スタジオに撮影に来ていた、フォトグラファーのアシスタント(直アシと言うやつです)を数年経験しました。

フリーランスのフォトグラファーの場合は、撮影は週に3回あれば多い方でしたが、同じ事務所にいるフォトグラファーが数名いたので、毎日のように何かしらの撮影アシスタントをしていました。 かなり知られている広告や大きな看板になる高額な金額が動く撮影のアシスタントだったので、プレッシャーもありましたが(当時はフィルムの管理と現像をしていたので、デジタル撮影の今より大変な責任がありました)、それゆえ、やりがいも感じたものです。

大きな仕事、大きな規模の撮影が来る流れの中には、必ず広告代理店が関わっている事を、この時期に知り、大企業のキャンペーン広告のムービー撮影から、スチール撮影までの大きな流れをアシスタントとして、数年見れた事も貴重な経験です。

フォトグラファーの直アシも3年務めると、次のステップを考えて、独立するか、撮影会社に就職するか、または諦めるか・・、何かしらの進路を決める事になります。

自分の撮影したいジャンルを決めて、活動を開始して、華々しくフォトグラファーとしてデビュー!と行ける方は良いのですが、多くの方は、道に迷い、仕事に迷い、最終的に露頭に迷います。

道に迷い、先輩フォトグラファーに相談すると、生き残るためには、「営業力が絶対的に必要だぞ」

「人脈を大切にしろ」「稼いだら、15%位は接待なりに使え」などの助言を頂きました。

フォトグラファーの営業力とは何でしょう。フォトグラファー其々で営業方針は違うかもしれません。

あるグラビアを主に撮影するフォトグラファーは「飲み営業」をメインに活動していました。

(作品を見せた事もないけど、一緒に飲んでいる内に仕事を受けるようになったそうです、お気楽すぎです・・)

また別のマルチに活躍するフォトグラファーは仕事をすると必ず、デザイナーやADにアポを取って、

仕上がりの印刷物を貰いに行き、そのたびにお土産を持っていって話を伺うようにしていました。

(御用聞きのような営業です。仕事のリピート率は高いようでした)

また写真に対して作品意識の高いフォトグラファーは、個展を定期的に開いたり、作品を見せに行ったりと活動して、地道に仕事を増やしていました。(そして上記の2名と同じような営業もしていました、正統派ですね)

雑誌をメインに活動しているフォトグラファーは自分で記事を書くようにしており、ルポライター・カメラライターとしても活動していました。営業方針は、「ひたすら仕事をする」でした・・(選ばないにしても、ずっと仕事があるのもすごい)

営業方法も今では、ネットを利用したHP・ブログ・SNSでの営業が普遍化して、他社との見積りを比較しやすくもなり、半端な営業方針では、生き残れない世界になってきました。

どんな商売・職業でもハッキリしているのは、何のサービスをしているか、コストは?、クオリティーは?であって、

美容師なら、理想通りの髪型に切ってくれる技術と価格、人柄、

ラーメン屋なら、味と価格、次にお店の対応や店主の人柄など、気になりますね。

フォトグラファーも、どのような写真を撮影出来て、どのような人柄で、どのような対応力があるのかが求められると思っていますが、クオリティーを求めらる撮影ほど、最終的には、写真に対する姿勢が問われます。

私の知っている各営業方針のフォトグラファーの行く末ですが、飲み営業のフォトグラファーは徐々に人脈が切れて廃業しています(もっと太い人脈があれが、生き残ったのでしょうか。)

デザイナーやADに挨拶回りを重要にしていたフォトグラファーは、主要のクライアントが廃業したことで、仕事が減り、廃業しました。

作品意識の高いフォトグラファーは、仕事が減っても、まだフォトグラファーとしての仕事は地道に続けています。(作品も撮り続けていました。)

撮影とライターを兼任している、フォトグラファーは60歳過ぎても仕事をしています。(切れ目なく仕事があるようです)(広告と雑誌はギャランティーに差があるので、仕事量でカバーしないと生きていけません)

結構、年齢を重ねていくにつれ、フォトグラファーには、厳しい状況です。(どの世界も同じかもしれませんが)

厳しいと言っていても何も始まらないので、手足が動き、目が見えて、頭がはっきりしている内は写真を撮り続けて、様々な人に関わって、自分を鼓舞していくしか、生き残る道は無いように思います。

フォトグラファーが生き残るための答えはありませんが、生き残るために考えて動き続けるフォトグラファーに最終的に良い結果は出るものでしょう。

60歳70歳を超えても行動力のある盛んなフォトグラファーでありたいものです。

まとまりがありませんが、今回はここまで。

雑文にて失礼いたしました。

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古い写真ですが、この頃はリバーサルフィルムでの撮影がメインでした。

 

 

 

 

 

 

料理撮影・フード撮影 プロとアマの差は?

投稿日:2016年5月17日

料理撮影・フード撮影と言えば、

パッケージ撮影、メニュー撮影や店舗紹介撮影、キャンペーンメニュー撮影などが、仕事として主なものです。

ネット上の口コミ情報サイトも多数増えてきて、料理・フード撮影の仕事は増加しています。

レストラン、居酒屋、カフェなどでスマホで料理を食べる前に撮影している人も増えたものです。

料理撮影は、ファッション・モデル撮影と通じるものがあると思っています。

人物も料理もある意味、シャッターを押せば、なんとなく撮影出来て、

それなりに「いい感じ」に撮影出来たりするもので、媒体・メディアによっては、アマチュアレベルで撮影した料理写真でも、

十分使えるレベルだったりします。

機材も安価になったので、ハイアマチュアレベルのカメラマンでもそれなりの写真を撮影する事が可能になってきました。

自然光でフォーカスのゆるい、ほんわかな写真を撮るならプロ以外でも可能かなと思う時もありますが、

アマチュアとプロの決定的な違いは、ライティング技術、照明技術と、

その他にも、撮影の段取り、セッティング、知識などの経験値、

撮影に対する姿勢(生活が懸かっている切実さなど・・・・)

撮影に関する事を常に追求していることかと思います。

プロである以上、撮影をすればギャランティーが発生する訳ですが、料理撮影の撮影ギャランティーは撮影が難易度や写真の出来と言う事よりも、写真が使われる媒体・メディア、扱われる大きさ、期間などにかなり左右されます。

撮影が始まる前に既に予算は決定されている事が殆どなので、「予算に応じて撮影してくれ」と言われる場合は、

単純に「時短」です。撮影時間の削減をして、一日に数件のクライアントの撮影をこなすための手段で、。飲食店の取材などは1店舗あたりの撮影を1時間以内にして、5店舗以上撮影をして、時短プラス機材の簡略化、軽量化で、三脚を使わず、手持ちのデジタル一眼とハンディストロボのみで撮影になり、自然光が採光されている店舗では、自然光のみでの撮影になります。雑誌のお店紹介記事などは、殆どがこのようなスタイルでの撮影です。

自然光やそのお店の環境光で撮影しているので、臨場感のあるリアルな、料理写真が撮れるので、雰囲気のみを求めるなら「有り」ですが、フード素材・食材・料理のディテールや精密さやクリア感、シズル感を求めるなら「無し」でしょう。

一言に料理撮影と言っても、調理して出てきた料理を、アングルを考えて撮影するだけの取材や、大量なカタログ撮影などの料理撮影と対極的に、

商品パッケージやキャンペーン広告など、クライアントの詳細な要望に応えるために、1カットの料理撮影に、数時間、時には1日を要する撮影もよくある事です。

求められる料理写真、料理撮影を、与えられた条件の中で最善の撮影方法、段取りで、撮影出来るのが、プロのフードフォトグラファーなのでしょう。

そして、どんなに撮影を重ねてもまだ先がある奥深さが料理撮影にはあるのです。

nori_pasuta_image_0004自然に撮影しても光に恵まれると美味しそうに撮影出来るものです。

撮影プロダクション・撮影スタジオの在り方

投稿日:2016年3月16日

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3月初旬に、ある広告撮影プロダクションの自己破産準備のニュースが入ってきました。1964年の第一回東京オリンピックの前よりも早く創立され、60年以上の歴史を持つ、最大手の撮影スタジオの自己破産の原因は、売り上げの大きな減少でした。紙からデジタル・メディアへの変化に対応しきれなかった事と、経営者が創業者のみの状態が続き過ぎ、事態の悪化を招いたのではないかと検証されています。

紙からデジタルメディアへの変更は撮影料金にも影響があり、同じ撮影でも料金が低いWEB価格のようなものが存在して、撮影業界、印刷業界を含む、業界全体を大きく変えている要因だと思います。それ以外も原因があると思いますが、老舗の最大手と言われた撮影スタジオ・プロダクションの歴史が終わりました。

別の見方では、フォトグラファーでも60年現役で撮影を続けるのは難しいことで、撮影スタジオ・撮影プロダクションの会社を60年存続させるのは凄いことだと思っていました。

起業して1年後に倒産する会社は30%、5年以内が80%と言われていて、30年続く確率は僅か0.025%と1%以下になっています。

東証一部上場企業は日本の企業の全体の0.04%と言われているのも、3代目が会社を潰すと言われてるのも頷けます。

特に撮影スタジオ・撮影プロダクションとなると、時代の変化に厳しく影響を受ける業態なので、60年以上続いた事は稀なことで、

今ある大手の撮影プロダクションも30年後はどうなっているかは解からないものです。

私の身近なフォトグラファーで現役で撮影してる方は70歳までで、多くの広告フォトグラファーは65歳前後で引退しています。

年齢とともに、自分を取り巻く人脈も引退していくので、余程のつながりと実力と対応力がないと

60歳以上のプロフェッショナル・フォトグラファーが生き残るのは、厳しいものです。

ただ、年齢は目安なので、数字で区分けするのもどうかと思います。

高齢化社会になるのは、避けられない事実なので、定年を75歳にする会社が登場してもおかしくないかもしれませんね。(定年の最低設定は60歳です)

私の所属するスタジオ玄は今年で創業26年になり、スタジオの業務を取り巻く環境も大きく変化をしてきました。

上記の数字を見ると、これからが正念場、変革の時期かもしれません。

近くにある大手のレンタルスタジオと撮影業務をしている会社は20年でスチール撮影とムービー撮影の比率が逆転してムービーが9割になっていることや、

また別の大手の撮影プロダクションでは、フォトグラファーを同じ数のフォト・プロデューサーがいる事など、ただフォトグラファーが沢山いるスタジオだけの撮影プロダクションは少なくなりました。

弊社も、所属するスタッフ・プロデューサー・フォトグラファー・シナマトグラファー・レタッチャー・クリエイター・ディレクターが、先を見た変革を続けていかないと、将来は見えてこないでしょう。

技術革新的な話では、ニコンから今月末発売される、D5が注目されています。常用感度が ISO 102400 と超高感度で画質も良くなっているそうです。

実際にテスト機を試しました。動画性能を確かめるために、65インチの4Kディスプレイに感度をISO 100から102400までの映像を見比べて、ノイズの状況を目で判断した所、D810の感度ISO 800と D5の感度ISO 3200の画質が近い感じがします。(販売前なので、データを持ち出して検証出来ないので、画像・映像がお見せできません。)

多少のノイズを気にしなければ、暗闇の蛍の撮影も出来ますね。

絞り2段の差は大きく、1000W必要だったライトが250Wでも撮影可能になります。

また、ニコンが発売しているVR機能である、手振れ補正と組み合わせて撮影すれば、暗い室内や、夕方の撮影などに大きな威力を発揮しそうです。これ位の感度が常用されるようになると、照明やストロボも小型の物で済むようになり、今後、ライティング機材の軽量コンパクト化、更にコストパフォーマンスに大きな影響を与えそうです。

今まで撮影出来なかった世界が撮影出来るようになり、写真にも映像にも大きな影響を与えることになるでしょう。

技術以外で、人の働き方、職種の変化も、見えてきました。

上記に書いた、フォト・プロデューサーやフォト・ディレクターは、比較的新しい職種で、プロデューサーは人の手配や、全体を見渡すような職種で、ディレクターは写真のクオリティーを管理・チェックするといった所で、営業も兼任してる場合も多いようです。

オウンドメディアと言う言葉も目立ってきたようです。自社会員サイトと言う意味合いが強いようですが、自社のイメージや利益に強く関係する事柄です。オウンドメディア・マーケティングに関する職種も増えてるようです。

自社でネット放送局を作る事もオウンドメディアに入る事なのでしょう。自社で放送局やラジオ局を作るのは夢のあるプロジェクトですね。

ネット放送は個人レベルでも出来ている事なので、こじんまりしたイメージもありますが、YouTubeの利用者数が10億人を超えている事や、ニコニコ動画などの利用者の 推移を見ていると、放送業界の環境革新は、今も進んでいます。

PCやタブレットはあるけど、テレビはもたないと極端な生活の人もいますし、実際、視聴率、テレビの視聴時間は減ってきています。

今のパケット通信料金が全て固定料金になったり、無料WiFiの普及など、通信料金と通信スピード次第で放送業界は変わると思います。実際4K放送はまだ実施されておらず、YouTubeなどでしか、4K映像が見れないのが現状です。フジテレビで4K放送をテストしていましたが、地上波でFullHDを流し、4K放送を同時にネット配信すると言うものでした。

4K映像を電波で飛ばすには、放送システムそのものを変更しなければならず、今、販売されている4Kテレビ自体も変更しなければならないそうで、この問題が、東京オリンピックの2020年まで、どう解決されるが心配です。

地上波で4K放送が無理だとしたら、今後、アンテナの代わりに、テレビを見るには、ネット回線が必須になってしまいます。そして、モバイル通信もセットで固定料金になるの時代も近いと思います。(全部ネット配信も厳しいとは思うので、地上波で4Kにして欲しいですね)

テレビ番組も録画して見て、CMを飛ばす事が増えているようで、録画率も視聴率と別に計測しているようです。そうなると見ないで飛ばされる確率の高いCMに使われる予算も変わってきて、その予算がオウンドメディアに使われたり、他のメディアに使わる事になってきているのでしょうか。

紙媒体メディアが減ったと言われてますが、本屋は無くなっていないし、チラシやポスターも無くなりません。デジタルメディアが増えて、総合的に撮影や編集、動画など、撮影に関する仕事は増えています。撮影プロダクションにも撮影スタジオにも、厳しいと言われながらも仕事は増えてきているので、どう理解して、取り組み、乗り切るのかが重要ですね。

私自身、フォトグラファーは、生きてる限り続けて行くつもりです。フォトグラファー以外にも魅力的な職種は沢山ありますが、フォトグラファーを根幹として、新たな発想、技術を駆使して、増え続けるメディアの撮影が続けていければ幸いです。

今回はここまで。駄文・長文失礼いたしました。

 

広告写真撮影 撮影でのレンズの選択について

投稿日:2015年6月18日
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canon 50mm 1.2usm 明るいレンズは暗い室内も明るく見せてくれますね。

 

ファッション撮影でも、フード・料理撮影、宝石、アクセサリー撮影、ムービー・CM撮影でも、最近は同じデジタル一眼DSLRが1台あれば対応出来るほどに、カメラは進化してきました。

どんなにカメラが進化しても、安価になっても、レンズだけは、あまり安価に、ならない傾向があり、高級レンズを揃えると、すぐにカメラボディーが数台買えるほどの金額になったりします。

DSLR(一眼レフカメラ)には、他の大型カメラにはないほどの、多彩なレンズが各メーカーから発売されており、初心者は、レンズを買うにも、どれから揃えたらと困る場合もあると思います。

レンズセットで販売されている、コンパクトDSLRには、18mmから50mmのズームや50mmから200mmのズームなどが付いていたりしますが、F値が暗いレンズが多く、解放絞りでもF4や5.6位のズームレンズが多く、暗い場所での撮影に不向きで、フォーカスを手前だけに合わせて背景をぼかす事も難しいものです。

ただ、写真は機材に頼らずとも、撮る人の気持ちと被写体の面白さに意味があるので、機材・レンズを追及しなくても良いフォトグラファーは沢山います。

広告・カタログ・雑誌などの撮影でも、ズームレンズしか持たないフリーランスフォトグラファーも知っています。

レンズに凝るとレンズ沼にはまって出てこれなくと言うフォトグラファーもいますし、あまりレンズに拘りすぎるのもお勧めできませんが、最低限度のレンズを所有していないと仕事に支障がきたすので、

今回は最初に、これだけは持っておきたいレンズについてお話します。

少し昔の話ですが、ハセッルブラッドが広告写真の定番カメラだった頃は、ハッセルブラッドの500CMのボディーを2台とレンズを数本、フィルムフォルダーを予備で2台もっていたものです。

どんなレンズを所有しているかは、フォトグラファーがメインに撮影している被写体によって違うのですが、

ファッションよりの人は6×6サイズのブローニフィルムカメラの標準レンズである80mm(プラナー)と中望遠の150mm(バリオゾナー)は持っていて、更に広角レンズにあたる50mm(ディスタゴン)をもっているフォトグラファーが標準的に多かったようです。150mmを諦めて120m(マクロプラナー)を使っているフォトグラファーもいました。当時はハッセルブラッドのボディーもレンズは超高価だったので、そんなに所有出来なかったのです。

過去を振り返って、フォトグラファーのレンズの選択を見てもわかるように、基本は標準レンズ、望遠レンズ、広角レンズを1本ずつは所有していました。

アシスタントだった頃の私が最初に買ったのは、標準レンズを無視して、キャノン用のタムロン社のsp90mmマクロとキャノンのFD24mmでした、90mmマクロは標準レンズの代わりにして、ポートレート用にボケ味のある写真も撮影していました。

被写体との距離が取れない(引きがない)ときは24mmを使用していて、旅行でもそのレンズを持ち歩いていた位で、広角の具合がとても良いレンズだと思っていました。

レンズを買い足していって最終的に200mmから20mmまで揃いましたが、それでも、sp90mmマクロと広角24mmは使用頻度の非常に高いレンズでタムロンのsp90mmマクロは絞り羽が壊れるまで活躍してくれました。

職業として、スタジオやロケで広告撮影やファッション撮影、フード撮影をする場合は、使うレンズは被写体に出来る限りベストなレンズを選ぶようになり、手持ちにない場合はレンタルもして撮影をするようになりましたが、

様々なフォトグラファーに会う機会も多かったので、ジャンルごと(性格にも依る)に持っているレンズに特徴がある事に気がついていて、

まずファッションよりのフォトグラファーは中望遠は良いレンズをもっていて、それ以外はズームレンズで済ます傾向が多いようです。

フードで活躍するフォトグラファーは中望遠マクロレンズとシフトレンズを持っている人が多いようです。

シフトレンズとは、アオリといって、大判カメラのようにレンズの角度を意図的に傾けるティルト操作と上下左右に移動させるシフト・ライズ・ォールが出来るレンズの事で、歪みパースをある程度軽減できて、通常では合わない部分にフォーカスを合わせたり、ボカす事が出来る特殊レンズで、一般的に所有するフォトグラファーは少ないレンズです。

フォトショップ・画像処理ソフトの進化でボケ味の操作も可能になってきましたが、レンズ操作でのボケ味やフォーカスを送る操作には、まだ敵わいものです。

シフトレンズは便利で映像・写真での、視覚効果も高いので必要なレンズですが、高価なレンズなので、全てのシフトレンズを揃えるには、結構な覚悟が必要です。(軽自動車1台買える位になります)

高価なレンズとなると筆頭に上がるのが、超望遠レンズになる、300mmF2.8や400mm500mm、望遠の200mmF2などが上がってきますが、個人のフォトグラファーで、これらを所有してる人は知ってるフォトグラファーでも、数えるほどしかいません。(たまにアマチュアでも野鳥を撮るフォトグラファーが持っていたりします、フリーランスのスポーツ写真・報道のフォトグラファーも持っていますが、新聞社や雑誌のプレス・フォトグラファーはメーカーとタイアップでレンタルしている事もあるようですね。)

ファッション撮影でも超望遠を使う事はありますが、基本的には、使う時にレンタルが通常です。(出番が多いフォトグラファーは買うのでしょうが・・・)

2015年の最近では、サードパーティー・レンズメーカーのシグマ・タムロンのレンズも安かろう悪かろうから、高品質なレンズを安価で出すようになってきました。8mmと言う超超広角レンズなども販売していて、カメラ・レンズメーカーの動きも以前とは変わってきています。(今でも、タムロンのSP90mmマクロは更に進化して良いレンズです。初代発売から25年過ぎました)

レンズについて考えたり、語ると、時間がいくらあっても足りないので、まとめに入りますが、

結論としては、趣味として、レンズを買うなら、よく撮影する被写体に合わせて、出来るだけ明るいF値の単レンズを買うと撮影が楽しくなります。まずは、必要なものを一点豪華主義でも良いのではないでしょうか。

何を撮るか分からないけど、レンズどうしようと思う人はズームレンズセットで良いと思いますが、撮影を楽しみたいなら、上記のように、マクロ撮影が可能なレンズと風景を撮るための明るい広角レンズがあると、素敵な写真が撮れるのではないかと思います。

普段はシビアなファッション撮影や商品撮影・イメージ撮影の話ですが、今回は基本のレンズ選びの雑文でした。

 

 

 

 

 

フォトグラファーの広告動画撮影と広告スチール撮影

投稿日:2015年4月30日

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撮影機材の進化と軽量化・小型化は2015年になっても、止まる事はないようで、新製品が出るたびに、その商品の機能・利便性・高画質化に購買欲が働くのですが、もう1年後には、もっと良いカメラが出るだろうと予想して、現在あるカメラを使い切ろうと思う気持ちで、購買欲を抑えます。マイクロフォーサーズマウントの登場でムービー・動画とスチールを撮影出来るカメラは1回り小さく軽くなり、4Kも可能なカメラも出ており、ムービー・動画撮影には、軽くて画像の綺麗な、便利なカメラとして注目を浴びています。

実際、35mmのフルサイズより、CCDは小さいので、背景のボケ感などは、フルサイズのDSLRには、敵わないと思っていましたが、もともとフルサイズのDSLRはボケすぎていた事もあり、マイクロフォーサーズ規格位のボケ方の方が自然で良いとも言えます。

動画ではフォーカスを合わす事が、スチールと違い、撮影中に常に合致している必要があるので、カメラが動いたり、被写体が動いている場合は、連続して合わせ続ける事が出来るオートフォーカスが必要です、ビデオカメラのCCDはスチールのCCDより小さいので、被写界深度が深く、フォーカスは合わせ易いのですが、ボケ味は出ないもので、ボケ味のあるDSLRのカメラはフォーカスが合わせ辛いのが難点です。

マイクロフォーサーズ規格は、今までの一眼ムービー(DSLR)その中間に位置しているような印象で、オートフォーカス機能も、ビデオカメラまでは及びませんが、フルサイズCCDのDSLRと比べて、格段に性能は上がっており、動画撮影には特化しており、現在はパナソニックのDMC-GH4 GH2が業務用に使われているようです。(最近では、EOS8000Dも従来の10倍の速さのオートフォーカスが可能になっています。)

カメラが小型軽量になると、それに付随して三脚やレール、クレーンなども軽量化したものを使用出来るので、カメラマン1名でも、持ち運べる位のコンパクトな機材にする事も可能です。

すでに、業務用としてマイクロフォーサーズ規格のDMC-GH4・2は活躍しており、また他のカメラメーカーも新機種を出してくるので、オートフォーカスの進化次第で、将来的にメインカメラとなる可能性も見えています。

スチールとムービー・動画の境界が希薄になって、フォトグラファーと言う名称も、変わるのでしょうか。

ムービーカメラマンの事をキャメラマンと呼ぶのですが、これは昔からの伝統で、そう呼ぶらしいのですが、海外では、シネマトグラファー・カメラクルー・カメラオペレーターとも呼ぶそうです。

どんな世界でも数年単位で新たな呼び方の肩書きが増えていくようですが、フォトグラファーからフォト・ディレクター、フォト・アートディレクターになる場合も最近では良くある例です。

アニメーションの世界では、最近、ビジュアルディレクター(VD)と存在が誕生しています、設定や説明的な事を無視して、こうしたら面白く、迫力が出る、印象が良くなる、などと感覚的にディレクション・演出をする仕事のようです。

ムービーとスチールの差は動いているか、動いていないかですが、実際撮影する側の意見ですが、スチール撮影よりもムービー・動画撮影の方が、難易度は高いと思います(個人的な意見でもあります・・)

ムービー撮影をスチール撮影の延長のように考える方もいますが、実際は別物で、トリミングが16:9と横長な事で制約や条件が変わってきます。普段使っている、2.7M幅のセットペーパーで、人物全身を撮ろうとしても、はみ出してしまうので、修整が必要になるのですが、出来れば修整はしたくないので、更に広いセットペーパーや白ホリゾントを使用する事になります。

機材も三脚の種類が豊富あり、クレーンやスライダー、ステディーカムナド、カメラが動いて、動感を演出するための機材が発明され続けています。最近では、ラジコンヘリコプターやアクションカムが登場して、新しい映像を見せてくれています。10年以上前のドラマを見ると、2015年現在のドラマを比べて、明らかにカメラに動きが無く、三脚に固定された静的な画像ばかりで、現在のドラマを見慣れていると、少し違和感を感じたりします。

そして音の録音をする事も、突き詰めると、専門職がいる位の職業なので、音声に関する機材の知識・技術も必要になります。マイクの種類だけでも、ガンマイク・ピンマイク・バウンダリーマイク・インタビューマイク・ステレオマイクなど多彩にあり、集音の方法も、無指向、単指向、超単指向、と様々な機材が存在して、音を録音するためのミキサー・レコーダーも操作する必要があります。

そして編集に入ると、完全にスチールとは別世界で、編集は上手い・下手がはっきりと分かるので、1年2年でプロになれる程甘い世界ではありません。

そのため弊社では、編集ディレクターが3名おり、常に最善の演出・編集方法を追求しています。

広告写真撮影から広告動画撮影まで、ステップアップするように、感性と技術を磨いていく事がフォトグラファー・クリエーターには必用ですね。

日々の積み重ねが大切なのは、どんな職業でも同じで、

毎日1パーセントでも良いので、この世界で成長を続けたいものです。

今回はここまで。

 

 

 

 

 

 

広告写真撮影スタジオと映像制作会社の立地・場所と環境

投稿日:2015年3月26日
ソレイユとパート1のコラージュweb

撮影スタジオ パート1の1ST とキッチンスタジオ ソレイユ

 

広告写真撮影スタジオ映像制作会社として、業務する上での重要点、立地・場所について考えてみます。

友人のフォトグラファーと写真で食べていける都市・場所について話をした時に上がった場所は、アメリカでニューヨーックとロスアンゼルスや、フランスでパリ、イギリスでロンドン、などと、都市の名前ばかり上がってきました。最近はアジア圏も写真ビジネスが盛んですが、金額的な部分では及ばないようです。

そして最後に東京です。東京都の中でも、渋谷区、港区が圧倒的にクリエイター・フォトグラファーが集まるようで、場所柄・イメージ的な部分も後押しをして、この区域は絶賛大人気中です

光文社のフォトグラファーファイルを見ると、9割位は渋谷区・港区に住所を置いているフォトグラファーで埋まっています。ただ、その殆どは事務所のみで、スタジオスペースがあるとしても、マンションの1室を改装したような簡易なものが殆どです。都内の個人所有のスタジオを何か所も見てきましたが、マンションを改装したようなスタジオは天井が低く、光が拡散されてフラットになりやすく、使い辛い印象です。

そこで、レンタルスタジオを使いましょうとなるのですが、ここで話を20年以上前に戻します。

私がフリーランス・フォトグラファーのアシスタント(直アシ)をしている頃は、1991年のバブル経済終焉の直前の数年でした。

撮影がある時だけ、スタジオエビスや松濤スタジオ・アートプラザ1000、六本木スタジオなどをレンタルして使って撮影していて、スタジオ料金だけで軽く20万円は超え、撮影料金はその3~6倍以上の撮影で、景気の良い最後の時期を目の当たりにしていました。

その頃のフォトグラファーは撮影が、週に1~2本あれば商売繁盛のようで、撮影以外は作品整理とクライアントへの挨拶・仕上がりの確認、新規営業に回るといった感じで、フォトグラファーは7割営業だなと感じていました。

「スタジオは借りるのが当然なのか・・」と思いながら、

直アシスタントを卒業して、フォトグラファーとして、自分で撮りはじめた頃から、自社スタジオを持つ撮影プロダクション・撮影会社に外注フォトグラファーとして出入りをするようになり、自社スタジオの利便性を見て、「やっぱり自分のスタジオ、自社スタジオはいいな・・」と思うようになりました。

時間は過ぎて、バブル経済の終焉で、スポンサーの予算は絞られて、業界構造は変化して、更に撮影機材のデジタル化で激変し、そしてリーマンショックを経て、2015年現在は、白ホリゾントなど基本的なレンタル撮影スタジオは需要が減り、廃業・縮小したレンタルスタジオは数多くありました。

同じレンタルスタジオでも、レンタルハウススタジオは、バブル経済時期に建てられた豪邸が売りに出たり、競売になったものを、撮影用にリノベーションした物が増えてきていました。

3.11東北地方太平洋沖地震で都内・都内近郊に住んでいた、外国人が日本から離れて、古い洋館が沢山売りに出たと言う背景もあったようで、ハウススタジオは近年、更に増加しました。

フォトグラファー・広告写真撮影スタジオ・映像制作会社は、レンタルスタジオを使用するのが当たり前では無くなった時期から、スタジオを所有するかしないかで、大きくビジネスの形態が変わってきたと思います。

そして、写真・映像ビジネスで稼ぐための基本は、3つあります。

1.労働して、その報酬を得る(人材派遣は中間マージンで報酬を得てますね)

2.所有している物を貸したり、提供して、利益を得る(レンタルスタジオ・機材・車・小道具など)

3.考案したり、作った物を商品を販売する(写真集や、リースフォトなど版権・印税)

と大まかですが、フォトグラファー・広告写真撮影スタジオ・映像制作会社の業務には、この3つが常に含まれています。

見積もりを作ったりする場合もこれが基本の考えになっていて、この中の所有するもの、スタジオが今回の話の重要な点です。

撮影を目的としたスペースはスタジオ(他のジャンルでもスタジオと呼びますが・・)と呼ばれます。撮影スタジオの立地、広さ、利便性、管理費、人件費を計算した上でスタジオ料金が叩き出されて、レンタル料金・使用料金が決まるのですが、

スタジオ料金の相場は、スタジオの立地・場所で左右されます。港区と板橋区では同じ広さでも料金が板橋区の方が安価です。人気の場所は坪単価も高く、賃料、販売価格も人気に正比例します。

人気の場所でレンタル撮影スタジオを開設すれば、家賃も高額なので、スタジオ料金も比例して上がります。

人気の場所であれば、人が集まりやすく、使用日数、稼動日数が、不人気な場所より多くなるでしょうから、多少考慮出来るかもしれませんが、最大の使用時間は1日24時間しかありませんので、通常は回転率が30%~50%位でも売り上げが赤字にならないように、損益分岐点を設定するのが通常の経営だと思います。

東京都は練馬区から江戸川区の間が30km位で、山の手線を一周すると42.5Km位と言われています。そんなに広く感じません、むしろ狭い印象です。

ビジネス環境としては利便性が高いのは事実ですが、山の手線内に撮影スタジオを新規に作るのは、坪単価を考えると見込み収入が数年先まで見えてないと難しく感じます。

弊社スタジオ玄の設立当初は、墨田区の雑居ビルの2部屋をスタジオに改装して使っていました。

その頃はフォトグラファーは2名、スタイリスト1名、マネージャー1名でしたが、撮影の受注が増えて、スタジオが手狭になり、同じビル内に追加で1部屋を借りて、フォトグラファーも3名増えました。

ギリギリの広さと環境で撮影をしてきましたが、スペース不足による効率の悪さを解消するため、50坪弱だったスタジオから、同じ墨田区の150坪の倉庫に移転して、現在のスタジオのメインスペースにもなっている、スタジオpart1を開設しました。

山の手線内も考慮しましたが、当時、都営大江戸線が開通予定で大江戸線と都営新宿線の森下が徒歩3~4分と近く、JR両国にも11分弱で立地も悪くないと判断しました。

スタジオが広くなり、当然のように家賃も高くなりましたが、山の手線内ほどは坪単価が高くはありません。その差はスタジオ料金に還元していて、通常の撮影プロダクションの見積もりは撮影料金か撮影スタッフ料金にスタジオ料金、機材料金、小道具料金などが加算されます。

スタジオ料金は1時間単位、1日単位など、計算は撮影プロダクション、撮影会社によって、また案件で違うものですが、

弊社では、スタジオ料金の基本設定は時間単位では計算しません、基本は撮影料金の20%としています。

自社スタジオでなければ、出来ない計算・設定で、クライアント目線で見れば分かり易く、段取りやトラブルで1時間押したりしても、スタジオ料金が加算されないので安心です。

墨田区の坪単価は2015年現在で平均50万円前後ですが、港区・渋谷区は260万円前後となっていて、5倍の差です。6畳の部屋が30畳になるので、スタジオ料金も5分の1位になっていると解釈してもいいのかもしれません。(一般の住居の賃貸料だとそこまで還元されてはいませんが・・)

港区の六本木から弊社近くの大江戸線森下までは、地下鉄で22分です。地下鉄・電車で22分の差で坪単価が5分の1になるのは、田舎では信じられない事かもしれませんが、東京都や世界の都市では、同じような事がみられます。

パリやニューヨークでは、治安などに不安があり、同じ距離間で港区と墨田区を例えれば、港区がセレブの住宅地として、墨田区はスラム街のような立地になりますが、墨田区はまだセレブな町の部類に入る方で、これ以上は差別になるので、地名・区域は書けませんが、少なくとも、大江戸線沿線は治安は悪くありませんし、利便線も高いと思います。

今後、豊洲まで半蔵門線が開通予定である事や、江戸東京博物館と東京都近代美術館を中心にアートと伝統のイベント・行事も盛んです。江東区と墨田区は今後、更に成長する地域だと思います。

不動産会社の営業トークのような話になりましたが、広告写真撮影スタジオと映像制作会社の立地と利便性についての話はここまで。

 

商品撮影 単品撮影と集合撮影の配置とライティング

投稿日:2015年3月20日
ファッション&グッズ-003web

グラスの集合写真、形状とディティールの表現が大切

上記の写真はグラスの角版・集合撮影ですが、商品撮影には、単純なカテゴリー3つがあります。

単品撮影は商品を単体で撮影する事。

切り抜き撮影は、撮影した単品撮影・集合撮影の画像を切り抜き易く撮影する事で、写真・画面の中に、映り込みをカバーする為の黒い紙や仕掛けなどが写っている事の多い写真・画像の撮影です。

切り抜きは撮影時に切り抜きする訳ではなく、撮影後にパスツールを使って切り抜いて、イラストレーターなどでデザインに貼り付けます。商品単品撮影の殆どは切り抜き用に撮影しています。

切り抜きせずに、トリミングのみで白やグレーの余白を生かして、使う方法は角版撮影・角版使用と呼ばれます。イメージ撮影や背景を生かした撮影も角版使用と呼ばれ、略して「角」と呼んでます

単品撮影は商品を見せる角度・向き・アングルを注意して撮影していきますが、広告写真を撮りなれてないフォトグラファーやアマチュアが難しいと感じる撮影が「集合撮影」「まとめ撮り」と呼ばれる、カラーバリエーションをまとめて撮影したり、部品パーツをまとめて撮影する事、器や食器、カテラリー、調理器具などをまとめて撮影する、カタログやチラシなどで見られる広告撮影方法です。

集合撮影と呼ぶことにしていますが、呼び方は業者によって変わるかもしれませんね。

この集合撮影の撮り方について、考えてみます。

物が2つ以上あれば集合・まとめ撮影になる訳ですが、2つになった時点で選択する事がいくつか発生します。簡単には物と物と、お互いにつけて撮影するか、離して撮影するかですが、デザイン次第なので、どちらが良いとも言えない事です。

以前、フォトグラファーで駆け出しの頃、撮影と切り抜き、レイアウトをする仕事をしていた時期があり、自分で撮影して、現像して、リサイズしてプリントして、ハサミで余白を切って、フィルムに貼りつける作業をしていた頃がありました。

今から、約20年前はアナログだったので、切り抜きは職人的な仕事でしたが、マックとフォトショップ、イラストレーター、クオークエキスプレスの登場で、そんなアナログのデザインの現場は劇的といっていいほどの変化があり、昨日まで使っていた、製版カメラも、引き伸ばし機も、フィルムも必要なくなり、ハサミはパスツールに変わり、引き伸ばし機はフォトショップの拡大縮小リサイズで済むようになりました。

アナログな機材が必要なくなって、デジタルなソフトとハードで撮影もデザインも進行して、クリーンでスピーディーな現場になりましたが、

写真撮影の基本的な部分は何も変わっておらず、集合写真、まとめ写真の撮り方は当時のフォトグラファー・デザイナーから学んでいて、その基本は今も普遍的なルールとして撮影に生きています。

難しいノスタルジーな話はここまで、

集合写真でルールとしている基本を述べてみましょう。

まずライティング

以前も触れていますが、メインライトは下手から(向かって左からのライティング)です。文字は左から読むので、左からのライティングの方が、一般的に馴染むためです。それにトップライトを入れて全体をライティングするのが基本的なライティングです。

集合の配置の仕方は、商品によって多少変わりますが、基本的な部分を説明すると、

高さのあるもの大きい物は上手(向かって右)から配置する。奥行のある置き方なら、右奥に大きい商品を配置。(ライティングで影にならず、右上がりで見やすくなります。)

あまり隙間を作らず、まばらにならないように配置する。(写真が小さくなっても商品が1個ずつ見えるように)

商品を重ねる必要があるときは商品の7割以上は見せるようにする。

タオルやノートなど四角いものなら、角を3つは見せるようにする。

同じ商品のカラーバリエーション集合であれば、色がわかるだけで良いので、重ねて配置する。

複数の種類の商品の場合は、種類別に配置して、混ぜないようにする。

他にも注意点はありますが、基本はこれ位です。

これを基本に配置をしていくと100点の大集合でも、なんとか絵になります。(そんなに多い集合は滅多にありません・・・)

それでも、「言うは易し」で実際に配置してみると難しい集合の商品撮影もあり、

陶器の集合など、割れ物なので、気を使いますし、タオルや衣類の集合もデザインやロゴの文字など、見せる部分の位置などを考慮して配置していきます。

そして商品ではなく人物の集合でもルールがあって

人物の集合写真の場合は中心に向かって人が斜め45度位の角度で内側に向かっていくと肩がぶつからず、狭いスペースでも人がたくさん入れます。あとは身長の高い人が後方になるなどの基本的な事ですが、はずせないルールです。

商品撮影のジャンルは沢山ありますが、集合撮影は地味ながら、フォトグラファーの配置センス・美的感覚が問われる広告撮影ですね。(スタイリスト・デコレーターがやってくれる場合もありますが・・)

広告写真の基本を大切にして、商品撮影の高みを目指したいですね。

 

 

 

 

広告商品動画撮影とディレクターとフォトグラファー 映像制作会社の今後

投稿日:2015年3月17日

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弊社スタジオ玄が、広告写真撮影と並行して、広告用に商品動画を撮影する事は10年以上前から業務として続けていますが、WiFiやLTEの高速通信技術とスマートフォン・タブレットの普及とYouTubeのようなフリー・無料で使える、動画配信サービスの普及で、2010年過ぎあたりから、弊社では動画撮影・編集の需要は増え続けて、ムービーカメラマンは2名から4名に増えて、2名だった編集ディレクターも4名に増員されました。広告映像制作会社としては、規模は小規模ですが、スタッフレベルの成長は10年でかなり向上しました。

今回は、広告映像制作、商品動画撮影ついて、考えてみたいと思います。

miniDV・DVCAMの頃はテープで撮影していたので、ヘッドの磨耗なので、音飛びしたり画像が途切れたりと言うトラブルが発生したりするので、カメラと別のレコーダーに予備で録画をしたりしていましたが、現在の業務用のビデオカメラの殆どはメモリーカード対応になり、バックアップや予備も同時に2枚のメモリーカードに記録するだけで大丈夫になって、テープで撮影していた頃よりも、撮影機材周りはスッキリしました。

テレビなどの放送用(業務用とはまた違います)のカメラはHDCAMのテープを使っている事が多く、まだテープでの放送システム(HDTV)の方が主流になっています。テープの方が保管など取り回しがいいのだと思います。

業務用と放送用の機材の差は、一眼ムービー・DSLRムービーや4Kムービーカメラの登場で大きな変化を見せています。

放送用の機材と業務用機材の価格差は10倍近い差があり、その差は操作性・堅牢性・ルクス(感度)カスタマイズメニュー・解像度の違いなどに現れてますが、ずば抜けて画質が違うレベルでは無くなりつつあります。(一眼ムービー・DSLRムービーの登場からですが)

民生用(一般家庭用)に販売されている数万円のビデオカメラでも4Kムービーが撮影可能になり、4Kテレビも発売されていますが、2011年7月から地上デジタル放送化した時点では、FULL HDテレビが主流だった事もあり、新たに登場した4Kテレビ対する需要は低いようです。

2015年現在のテレビ放送もHDかFULL HDが主流で4K映像が見れるのはYouTube位しか見当たりません。

4K映像が主流になるのは、2020年の東京オリンピック頃でしょうか。

2011年の地デジ化の時期に買い換えたテレビが10年以上過ぎているので、各家庭が4Kテレビに買い替えているだろうと予想されます。(その頃には4Kテレビしか販売してないでしょうし)

その頃には、YouTubeのようなサイト・チャンネルが増えていて、放送局も今よりも、WEBと情報端末に特化して複合したサービスをしているでしょう。

機材・システム・ハードの事は後追いで、その時期に求めらる画質を提供すれば良いのですが、

映像ソフト・コンテンツに関しては、常に時期・時代に合わせた表現方法をを求められます。  撮影方法・カメラワークも10年前のテレビドラマと今のドラマでは変わって進化しているように、商品動画撮影や店頭VP(店頭ビデオプロモーション)でも、進化・変化を続けています。

DSLRムービー・一眼ムービーの普及で一眼レフの多彩なレンズを動画撮影でも使えるようになったため、レンズの選択の自由度が増して、その自由度は映像に現れて、

極端に浅い被写界深度(ピントが浅い)を生かした撮影や、軽いカメラを生かしたダイナミックなカメラワーク、アクションカム(小型ムービーカメラ)を多数同時に使えるようになったアングルチェンジの自由度など、テープ・フィルムで撮影していた時とは比べものにならない程の表現方法が増えています。

写真も映像も基本はフィックス(静止した画像)にあると思いますが、映像はカメラ自体が動く事で、静から動のバランスをだして、見ている視聴者、カスタマー、購買層を惹きつける事が可能だと思っていますが、カメラが動き過ぎると見ている方が疲れてしまうので、静と動のバランスが重要です。

動感を出すための機材も発達してきて、以前はレールとクレーンが主流で、横と縦の動きと円の動きがメインでしたが、

縦と横の動きを両方同時出来るクレーン・アームも出てきました。

ラジコンヘリの発達と兼価化でラジコンによる映像や、スポーツ会場の天井や空中にワイヤーを張って、俯瞰でスポーツ映像を撮影可能したりと、機材の軽量化で多彩な撮影方法が提案、実行されています。

グーグルグラスのような存在も今後進化して映像業界に影響を与えるのでしょうか。

軽量なビデオカメラ・一眼ムービー・DSLRムービー用の、スライダーやクレームも業務用に耐えるものが出て来てるので、狭いスペース、機材が持ち込めないロケ、環境でも、三脚での撮影のパーン・ズーム以外に横と縦の移動が可能になり、映像のクオリティは向上しています。

携帯・スマートフォン・タブレットでも、高画質なビデオ・ムービーが撮影可能になり、それをYouTube等で配信する事も、簡単に出来るので、映像を撮影する事に垣根がなくなっています。一般の人が撮影した映像を放送局のスタッフがYouTube等で見て、それを放送番組で紹介したりするのも日常的に見られる事で、WEBの映像配信サービスは、ある意味では、放送局を抜いていると感じますね。

誰でも簡単に映像を撮影・配信できるようになっても、誰でも写真を撮れるようになった時期と同じで、プロとアマチュアの差は埋められないものがあります。

その差を三脚や機材や照明と言う人もいますが、その差は監修・編集をするディレクターの演出や編集技術・コンセプトに比重がかかっていると思っています。

小規模の撮影では、撮影と編集をこなすディレクターも多いかと思いますが、スタジオ玄では、ディレクターとカメラマンは分けています。ディレクターは編集で必要な絵作りに集中して、カメラマンはカメラワークと照明などに集中するためです。

大規模な映像制作会社が絡むような撮影になると、照明チームとカメラチームに分かれての撮影進行になりますが、殆どはカメラチームで照明もこなします。

フォトグラファーが自分で被写体を照明をするのと同じで、ムービーでも、照明をカメラマンがするのは、自然な事だと思えます。

ムービーを主流にしてきたムービーカメラマンと、フォトグラファーを主流にしてきたムービーカメラマンの差は、ライティングと細かい部分のディティールの表現に差があるのではないでしょうか。

取材のカメラのENG(エレクトリック・ニュース・ギャザリング、イージェイとかイーエヌジェイと呼ぶ)は、報道カメラマンなので、瞬間を上手く撮影する事に特化したカメラマンが必要ですが、

商品広告用の商品動画撮影はディティール表現が重要で、商品の色、透明感、質感など、表現する範囲はスチール撮影と同じで、映り込みから、反射角度などを計算して、商品にあったセッティング・ライティングをしています。

動画撮影なので、カメラや被写体の見える角度が変わっても違和感のないライティングバランスをして、カットごとにライトの位置に変化ないようにするなどの、注意も必要です(当然の事ですが・・そうなってない映像を他で見ることもあります。)

キャストと呼ばれる演者さんも重要ですね。演者さんに撮影の意図が伝わって、効果的な動きとセリフ回しが出来て、商品の見え方も良くなってきます。

ディレクターとキャスト・演者、カメラマン、技術さんの意思が同じ方向に向かって進んだときに、良い映像と結果がついてくるのではないでしょうか。

映像とスチールの垣根が無くなってきた環境で、最後に重要なのは、やはり人の感覚と技術なのかと思う、カメラマン・フォトグラファー意見と考えですが。映像制作会社、広告写真制作会社の将来はまだ大きく進化しそうですね。

今回はここまでにします。

写真をクリックすると作例がご覧になれます。


 

 

 

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