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広告写真の撮り方

  1. ロケ弁当の撮影をし写真作品例

    ロケ弁当の撮影をし写真作品例

スタジオ玄では食品撮影、フード撮影、料理撮影が依頼の多いジャンルです。今回は撮影時にクライアント様、撮影スタッフがお昼に食べるロケ弁についてです。

いつもお世話になっているロケ弁の写真から始まりますが、掲載の写真はロケ弁を食べる前に撮影した写真です。いつもロケ弁のメニュー紹介の写真を見ていて、ロケ弁の会社、業者によって写真の撮り方がバラバラで明らかに調理する方が自分で撮影してるんだろうなと言う写真も多々あります。

料理を美味しく見せる写真の撮り方とお弁当の写真を美味しそう綺麗に見せる撮り方は、テクニック的には同じですが、お弁当箱のサイズや器の形状に合わせて、食べ物、おかず、ごはんを綺麗にレイアウトすることが重要です。

大小さまざまな器に、配色を気にしながら、美味しそうに綺麗に盛り付けるのは、簡単なようで、個人差が大きく出る作業です。お弁当写真と検索すると、「これって蓋出来るのかな?」「豪華に見せすぎじゃない?」「実際より量が多いんじゃない?」と思えるお弁当写真が結構見つかります。

家族や自分に作るお弁当なら、見せ方は自由ですが、販売を目的とした、飲食業の宣伝目的での、お弁当写真では、実際に販売するお弁当と量・内容を超えないようにするボーダーラインを越えずに見せる必要があります。

量を多く見せる底上げはクレームの元になるので、禁じ手です。

八百屋と言われる、おかずの角度をおこして、綺麗に見せるのは、OKだと思います。おかずの内容をお客様に理解しやすくするための方法なので、通常の撮影では良く行われる作業です。有りですね。

つや出しと呼ばれる、食材・ごはん・おかずに、水やお湯、油、たれ、ソースなどを綺麗に塗り足していく作業も実際の量を超えていなければ、これもお客様に、お弁当の内容を理解してもらうために必要な作業なのであり、ツヤも出て美味しそうに見えるので、有りです。昔のファーストフードの撮影では、エンジンオイルを使ってソースに粘りを出して、美味しそうに見せる特殊な撮り方もありましたが、今の時代に撮り方は、正直に使っている素材以外のものは、料理写真、お弁当写真に写さないのが、王道になっています。

湯気だしと言って、湯気をスチーマーや煙を利用して、料理の熱感を見せる手法は、熱い料理、出来立てのお弁当や汁ものであれば、有効な手法なので、使いたい方法です。CMの動画撮影では、湯気を見せたい撮影では、冷凍スタジオ(電源の使える冷凍室みたいなものですが)を使ったりもしていました。肉まんなどの撮影で以前は良く使用しましたが、今では、動画撮影でもスチール撮影でも湯気を合成するのは当たり前のようになってきて、冷凍スタジオの出番も減りました。実際に湯気が出る弁当、料理であれば、湯気を後乗せするのは、有りです。

料理写真、お弁当写真の撮影現場では、食材の色を見せるために部分的に明るさを調整するレタッチ作業も多用されますが、食材の元の色彩を超えるほどまでの明るさ・色調整はダメです。人間の目に見える色の再現として、色・明るさの調整のレタッチ作業をしています。実際撮影したままの写真だと見た目より派手の出たり地味に発色したりと食材・おかずによって反射・吸収・透過の率が違うので、一発で全ての食材・おかずを綺麗に見た目通り見せるのは意外と難しいものです。

自然さを求める撮影では、あえて暗い部分を残して撮影もしますが、色がつぶれるまで影を生かすことは少なく、ふわっと曇りの光の下で撮影されたような、お弁当写真が多いのは、撮影する人たちが、柔らかい光を求めるからでしょう。

仕出弁当やケータリング弁当は、写真で美味しさを伝える必要があるため、写真撮影の仕上がりで発注、売上に大きな影響が出ると思います。

お弁当の写真を美味しく綺麗に見せることは簡単なようで奥が深い撮影です。

 

スタジオ玄で美味しそうで綺麗なお弁当の撮影をしてみませんか?  撮影に関するご相談、お見積もりはこちらまで。

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