広告写真の撮り方
広告フォトグラファーが考えるファッションモデルのビューティーフォト撮影と商品の売り上げの関係
弊社スタジオ玄では、モデルを使用したファッション撮影、アパレル撮影などの撮影サービスを提供しています。
広告写真フォトグラファーとして、ファッションモデル撮影、ビューティーフォトのクオリティーと商品の売り上げの関係性について考えてみます。
有名・無名を問わず、ブランドイメージのモデルをオーディションする場合では、経歴よりも、ブランドの印象に合った女性・男性モデルを採用して、キャンペーンからカタログ・スタイルブックなどに、使う事がファッションモデル撮影ではありますが、ネームバリューのあるモデル、女優、俳優を使うのも、ブランド、メーカーのイメージアップのために起用する事が多いのはCM、キャンペーンポスター、化粧品のイメージポスターなどを見てると分かるかと思います。
広告フォトグラファー・シネマトグラファーを制作の核とする弊社の場合は、最初はキャスティング会社が集めた、書類選考から始まり、選ばれたモデルだけをテスト撮影と面接をして決める場合と、書類選考なしで、各モデルエージェンシーを集めて、何十人ものモデルを一気にオーディションする場合、そして、撮影スケジュールやオーディションの時間が無いため、書類選考のみと言う場合もあります。
大きなオーディションになると、500人以上のオーディションをする場合もあり、その中から、選ばれたモデルは、選ばれべくして選ばれたオーラを纏っていて、普段の仕草、態度、待っている時の姿勢から違うものだなと思う事もありました。
ファッションモデル撮影と言うと、大体はファッション雑誌の撮影を思い浮かべるかと思いますが、ファッションモデルが必要な撮影を要する媒体はファッション雑誌以外にも、ファッションブランドのスタイルブックやキャンペーン広告、ECサイトでのモデルカット、カタログ撮影、流通撮影など、様々な媒体・メディアでファッションモデルが必要となっています。
以前から、ファッションモデル撮影の良い悪しは、モデルで80%は決まってしまうと言われています。
映画やテレビ、動画サイトのyoutubeにしてみても、誰が出てるのか、誰が演じているのかは、重要な事で、CM広告でも、ファッションブランドでも、人・役者・俳優・女優・モデル次第で結果に大きく響いてくるのは、歴史が証明しているようです。(ただ、無名のモデルを使用して、アイデアが突き抜けていく広告も多数成功しています。特に欧米の広告)
残りの20%が、広告フォトグラファー・シネマトグラファーが行う、ビューティーフォトの撮影方法、スタイリングなど25の演出・設定です。この部分がしっかりしていないと、素晴らしいモデル(良い素材)も台無しになってしまうので、
モデルで80%決まると言っていても、制作側の努力も、無くてはならない、とても重要な存在です。
大きな規模の広告撮影になるとクライアント、お客様にとって撮影はある意味、ショーのようなイベントにもなるので、撮影の準備から細部に渡る気遣いが必要になります。(小規模でも当然、気遣いは十分します・・)
撮影側の努力では、機材の選択から、ロケ地、ライティング、スタッフィング・いろいろな重要な雑務まで、大切な事の連続です。
機材に関しては、最近では敢えて、撮影機材をスマホだけで全編撮影する映画・雑誌が存在するようになって、テクノロジーの進化、コンパクト化は大したものだと思います。
いずれ、そう遠くない未来でコンタクトレンズやメガネで写真も動画も撮影可能になるような気がします。(グーグルグラスの進化とか)
そうは言っても、最新の映像・写真の世界では、様々の面白く、劇的な絵作りが出来るカメラ・レンズが登場している訳で、機材の選択肢は広がっています。
機材はそれ位で良いとしても、大切な絵作りをするフォトグラファーやシネマトグラファーは光や空間、物理的条件を熟知して、演出する才能が重要です。そして、そこに存在する感情や熱を感じさせるのも重要です。
各スタッフが協力・研鑽する事で与えられた課題以上の成果を出す事が出来たら、制作会社の未来は明るいでしょうね。
過去のCMの成果などから、どんなモデルを起用するのかは、ターゲットの世代、セレブ的な階級層を狙うのか、一般的な消費者を狙うのかで、起用するファッションモデル、女優、俳優の選択が変わってきます。
有名なモデルほど、ギャランティーも上がるので、費用対効果を考えて、モデルを選びます。
無名なモデルでも、0.1秒で目と心を奪うような綺麗なモデルはいる訳で、予算を掛ければ良いと言う訳でもないようです。
大切なのは、販売したい商品のイメージと合致していて、商品のグレードがアップするようなビューティーフォトのイメージが撮影出来て、広告が制作出来る事が重要だと思います。
言ってる事は簡単なようですが、大切な事、重要な事は、シンプルで明快な事だと思います。良い商品を作って、適正な価格で販売すれば、商品は売れる。
大切な事を伝えるように、ビューティーフォトのモデル撮影も、商品イメージ撮影もすれば良いだけで、複雑に考えると、物事が見えなくなってくると思います。
化粧品会社のイメージポスターが有名女優(最近では男性アイドル・俳優も)を起用して、シンプルなバストアップ、フェイスアップの写真が多いのも、消費者に認知度の高い女優を起用することからに、信頼感とシンプル・または豪華な美しさを訴求したいからだと思います。その方法が結果を出しているのでしょう。
商品が売れた分だけモデルのギャランティーが上がると言う契約をした化粧品会社の話も聞いたことがありますが、メーカーは伏せておきます。
そんな予算のないブランド、メーカーはどうしたら良いのかと言えば、有名女優もスーパーモデルも使用する必要はなく、普通に綺麗なモデルで純粋に綺麗に撮影、広告制作をして、消費者の目と心を奪う事を考えれば良いのかと思います。
良い商品なのに売れないのは、宣伝の方法、ブランディングの仕方に問題があるのかもしれません。
求められる美しさを美しく撮影してレタッチして、広告写真、広告映像を仕上げていくのは、作業としてはシンプルではなく、なんどもテストを繰り返して、本番の撮影に辿りついて、そこからレタッチ、画像処理の段階を超えて、完成します。
商品を見て、クライアントを見て、消費者を見て、最適な広告表現を、シンプルに考えた上で、複雑な作業を超えて表現する事が大切なのかと考えています。
今回はここまで。撮影に関するご相談、見積もり等はこちらまでお願いします。
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