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広告写真の撮り方

2016年から、ドローン・マルチコプター(無人航空機・以下ドローン)を使用した写真や映像が目立つようになってきました。

ニュースや映画・ドラマを鑑賞する側にとっては、空撮はただの空撮なのですが(最近、バラエティー番組でも使われていますが、見慣れてしまうと、無理に使う事も減るのでしょう・・・)

制作側にとっては、セスナ・飛行機・ヘリコプターをチャーターせずとも、空撮を出来る事、空中にカメラを飛ばせる事は大きな進歩です。

撮影用ドローン以外にも、ドローンレースや産業・流通・農業・施設監視などにも、使用の幅は広がっているようです。(個人的にはドローンレースに注目してます。まだ始まって2年程で、総額約1億2千万円位のレースがドバイで開催。最初の優勝者が15歳の少年と言うのも注目です。)

ドローン使用の空撮では、ドローンの機能である、接触自動回避やオートパイロット機能が充実してきて、経験豊富なドローンパイロットでなくとも、ある程度の撮影が可能です。

個人でも入手可能な撮影用ドローン販売の最大手は2017年3月現在では、DJIが機能、価格で一歩先を進んでいるようです。

ドローン撮影で感じる利点は、今まではクレーンなどを使用していた建物の俯瞰撮影などが、ドローンにより安価にスピーディーに撮影できる事、川の流れを水辺からではなく、川の真上から撮影したり、建物や施設を海上から撮影したりと、鳥の視点を気軽に取り入れる事が最大の利点かと思います。

法的な制約は多くありますが、以下のルールを守る必要があります。

1.日中(日出から日没まで)に飛行させること
2.目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
3.人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
4.祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
5.爆発物など危険物を輸送しないこと
6.無人航空機から物を投下しないこと

ざっくりと要約すると、危険な行為をしてはいけないと言う事です。(ちょっといい加減ですが・・)

撮影以外に観察や監視、輸送、農薬散布、イベント演出、レースなど、多種多様な用途で活躍するドローンは、主なる活動範囲は撮影よりは、物流や農業、自然保護の観察などが、メインになるかと最近の情報から読み取れます。

テロ行為にも使える事が最も問題になっており、東京都や大阪府など都市部では、ドローン対する規制は厳しくなっています。

1万円前後から、50万以上のドローンまで、販売されていますが、1万円前後のドローンでもカメラ付があったりと、誰でも購入可能な危険なテロ兵器と言えるのかもしれません。

そんな物騒な話はおいて、ドローン撮影でフォトグラファー・シネマトグラファーは稼げるのだろうかと言う事を考えてみました。

ドローンを操縦する人は、ドローンパイロットと言う職業名になるようです。また、大規模な映画やCMでのドローン撮影では、ドローンパイロットは撮影はせず、操縦のみに専念します。ドローンに装着されたカメラはフォトグラファー・シネマトグラファーが操作して撮影します。そんな撮影に関わるようなドローンパイロットは年収が1億円位だと、あるテレビ番組で放送していました。

実際、フォトグラファー・シネマトグラファーの職業でも、年収1億円の方は日本国内に数名はいる訳で、その下に年収数千万、数百万の方たちが、カースト制(ピラミッド式)のように、存在しています。

ドローンパイロットが稼げるかどうかと言うと、その人次第としか言えませんが、撮影用ドローンは演出効果の高い撮影機材の選択肢としてスタンダードな特殊機材として、今後も活躍するでしょう。

今回はここまで。

ドローンは雲の上までは飛べませんが、十分な空撮が可能になりました。

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