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広告写真の撮り方

料理撮影・フード撮影と言えば、

パッケージ撮影、メニュー撮影や店舗紹介撮影、キャンペーンメニュー撮影などが、仕事として主なものです。

ネット上の口コミ情報サイトも多数増えてきて、料理・フード撮影の仕事は増加しています。

レストラン、居酒屋、カフェなどでスマホで料理を食べる前に撮影している人も増えたものです。

料理撮影は、ファッション・モデル撮影と通じるものがあると思っています。

人物も料理もある意味、シャッターを押せば、なんとなく撮影出来て、

それなりに「いい感じ」に撮影出来たりするもので、媒体・メディアによっては、アマチュアレベルで撮影した料理写真でも、

十分使えるレベルだったりします。

機材も安価になったので、ハイアマチュアレベルのカメラマンでもそれなりの写真を撮影する事が可能になってきました。

自然光でフォーカスのゆるい、ほんわかな写真を撮るならプロ以外でも可能かなと思う時もありますが、

アマチュアとプロの決定的な違いは、ライティング技術、照明技術と、

その他にも、撮影の段取り、セッティング、知識などの経験値、

撮影に対する姿勢(生活が懸かっている切実さなど・・・・)

撮影に関する事を常に追求していることかと思います。

プロである以上、撮影をすればギャランティーが発生する訳ですが、料理撮影の撮影ギャランティーは撮影が難易度や写真の出来と言う事よりも、写真が使われる媒体・メディア、扱われる大きさ、期間などにかなり左右されます。

撮影が始まる前に既に予算は決定されている事が殆どなので、「予算に応じて撮影してくれ」と言われる場合は、

単純に「時短」です。撮影時間の削減をして、一日に数件のクライアントの撮影をこなすための手段で、。飲食店の取材などは1店舗あたりの撮影を1時間以内にして、5店舗以上撮影をして、時短プラス機材の簡略化、軽量化で、三脚を使わず、手持ちのデジタル一眼とハンディストロボのみで撮影になり、自然光が採光されている店舗では、自然光のみでの撮影になります。雑誌のお店紹介記事などは、殆どがこのようなスタイルでの撮影です。

自然光やそのお店の環境光で撮影しているので、臨場感のあるリアルな、料理写真が撮れるので、雰囲気のみを求めるなら「有り」ですが、フード素材・食材・料理のディテールや精密さやクリア感、シズル感を求めるなら「無し」でしょう。

一言に料理撮影と言っても、調理して出てきた料理を、アングルを考えて撮影するだけの取材や、大量なカタログ撮影などの料理撮影と対極的に、

商品パッケージやキャンペーン広告など、クライアントの詳細な要望に応えるために、1カットの料理撮影に、数時間、時には1日を要する撮影もよくある事です。

求められる料理写真、料理撮影を、与えられた条件の中で最善の撮影方法、段取りで、撮影出来るのが、プロのフードフォトグラファーなのでしょう。

そして、どんなに撮影を重ねてもまだ先がある奥深さが料理撮影にはあるのです。

自然に撮影しても光に恵まれると美味しそうに撮影出来るものです。

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