広告写真の撮り方
芸能人・タレント・アイドル撮影・CM・ファッションモデル撮影について
コマーシャルフォトグラファーの仕事をしていると、たまにどんなタレント・モデルさんを撮影したことがありますか?と聞かれる事があり、そのたびにある程度、撮影した事のある著名な方の名前を上げると、さらに、どんな人だった?など、内輪の話を聞かれます。個人情報なので、話さないことが基本になっています。
また、CMの場合はタレントと商品を撮影した、画像データを納品後に消去してくださいと言われる事もあります。商品の発表前に、フェイスブックなどのメディアにアップされる危険を防ぐためや、コンプライアンスのためですね。
被写体になる、商品も人物・芸能人・タレント・ファッションモデルも、その個人、持ち主の所有する、肖像権や著作権、商品情報・個人情報の守秘義務があるので、関係者以外に情報を流さないのが、コマーシャル撮影に従事している者の心得です。
スタジオ玄では、広告・CMの写真撮影・動画撮影をしています、ですが上記に書いてあるような華やかな撮影ばかりではなく、医療器具の精密な機器の撮影からソファーや布団などの、インテリア・日用雑貨の撮影から、車の取り付けパーツの撮影、料理撮影など、生活・仕事で販売・使用するもの殆どが広告・CM撮影の対象になるので、ファッションモデル・タレント・芸能人を撮影する撮影は全体の3割にもなりません。
それだけ商品撮影や商品イメージ撮影の仕事が多い訳ですが、
今回は、タレント・芸能人・俳優・女優など、セレブとも言われるジャンルの著名人出演のCM撮影についてです。
私が撮影アシスタントだった頃、最初についた芸能人を使用したコマーシャル撮影は、薬品メーカー様のCMムービーとスチールの現場で、そのCMは当時から20年以上過ぎた、2014年の現在も同じシリーズで続いています。飛行場を早朝に貸切って、本物のF-1カーを持ち込んで、自衛隊の戦闘機と一緒に走らせたりと、アシスタントで入ったばかりの私にも、そうとうな規模の予算と時間がかかっている事を感じ、その中で、出来るだけ迷惑をかけずに役に立てるように心がけて、働いていました。
当時はムービーとスチールの同時撮影(略して同撮)の現場と、スチールだけでスタジオを貸し切ってCMスチール撮影をする2パターンの撮影方法がありました。
同撮の場合はムービーチームの合間を見てスチール撮影をする現場が殆どで、ムービーチームの美術セットの中にスチール撮影用のストロボをセットして、撮影をしていました。
CMムービーの撮影は、美術・照明・カメラのセッティングにスチールの数倍の時間がかかるので、立ち合った現場の殆どが、午前0時を回っても終了時間が見えない事が殆どで、
スチールは基本的にムービーのセッティングが終わって、本番の撮影が終わってから、そのセッティングのなかで撮影するので、香盤(予定表)次第で早く終わる場合もありますが、
香盤次第では、朝にスタジオに入って、撮影終了が20時間後!(翌早朝まで)の現場もあったりと、徹夜になることもありました。
スチール撮影はのライティングとカメラのセッティングと本番撮影を含めても、実質作業時間は1時間(撮影は10分位)も無い事が多く、ムービーの香盤を遅らせないように、短時間で撮影していました。(待ち時間が10時間以上ある場合もあったので、自然とムービーチームの照明セッティング・美術セッティング・カメラセッティングを見て覚えるようにしていました。)
被写体のタレント・芸能人の拘束時間もあるので、撮影は常に分刻みで進んでいて、あと5分でお願いしますと言われながらの撮影はプレッシャーのかかる現場でした。
スチール撮影のみの場合は、スタジオを貸切でスチールライティングのセットも十分に出来る時間を頂けるので、時間制限のプレッシャーが無い分、撮影に集中出来ます。撮影周辺では、ムービーも同じですが、被写体になる、タレント・芸能人の他に出演している、メーカー以外の飲料・お菓子などを出さないようにしたり、仮の同じ位の髪型・背格好のモデルを呼んでおいて、本番のタレント・芸能人が入った時点で問題が無く、撮影が進行できるようにしたりと、気を使う部分はありますが、時間制限が、ムービーの香盤から入らない分、時間のコントロールが出来ます。
私がアシスタントで付いていた当時のフォトグラファーは、撮影とはショーのようなものだと、常に言っていました。規模の大きな撮影では、撮影スタッフ以外のクライアント関係者が数十人立ち合う事もあり、その立ち合いの方たちは撮影と言うショーを見に来ている訳で、フォトグラファーと被写体はその中の主演俳優・女優であり、撮影アシスタントやヘアーメーク・スタイリストは、助演俳優・女優と言う訳です。
その事は何十年過ぎても、普遍的な事で、
充実した撮影現場と仕上がりを、クライアントは見たくて、その料金と内容が見合わないようなら、二度と撮影の依頼は来ないはずで、高い料金を払って、普通の劇場でつまらない芝居は見たくないし、料金に見合わない食事もしたくないものです。
撮影ジャンルは沢山ありますが、
CMでのセレブ撮影、タレント、アイドル、歌手、俳優、女優、著名人の撮影は、クライアントに鮮やかなショーを見せるように撮影したいものです。
今回は撮影の方法など、具体的な話はしていませんが、続きはまた次回にしようと思います。
タレント・モデル撮影 作例
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